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Sunが仮想化マネジメントツール一式をオープンソース化する

Sun Microsystemsが最近2つの製品を含む仮想化、マネジメントツール一式であるxVMプラットフォーム(サイト・英語)をリリースした。xVM Ops CenterとxVM Serverの2つである。Ops Center(サイト・英語)はバーチャルと物理的なIT資産のディスカバリ、プロビジョニングとモニタリング用に使用されているマネジメントコンソールである。Sun xVM ServerはWindows、Linux、Solarisオペレーティングシステムを動作するXenベースのオープンソースHypervisor (Linuxの代わりにSolarisベースのkernelを用いている)である。

SunのCEOであるJonathan Schwartz氏は、先月行われたOracle OpenWorldカンファレンスにてxVMに関する発表を行っている。xVMインフラストラクチャ、Sunの仮想化ポートフォリオで一番重要な部分は、初めてとなるHypervisorベースの仮想化への挑戦である。

異なるデータセンターマネジメントサービスが統合されているxVM Ops Centerには下記のものが含まれている。

  • Hypervisorライフサイクルマネジメント
  • ハードウェア、ソフトウェア、オペレーティングシステムの発見
  • ファームウェアとオペレーティングシステムアップデートのマネジメント
  • 特定のシステム上で行われたアクションのオーディット・トレール詳細を伴うコンプライアンスリポート

Ops CenterのマーケティングディレクターであるOren Teich氏は、”SunのxVM Ops Centerはもし会社が現在Sunのテクノロジーを動作していないとしても、既存のデータセンター内で動作するように設計されている。”と述べた。そのソ フトウェアは5つのカテゴリの統合された機能を伴うマネジメントツール一式なのである。ディスカバリ、モニタリング、プロビジョニング、アップデート、 リポーティングの5つである。

先週Sunは新しく形成されたオープンソースコミュニティであるOpenxVM(サイト・英語)にxVM Ops Centerのオープンソースバージョンをリリースした。GPLv3ライセンスの下で有効であるOpenxVMプロジェクトは、現時点でjava.netコミュニティプロジェクト(source)としてホストされている。Common Agent Container(CAC)はOpenxVM Ops Centerプロジェクトリストの中で現在有効なプロジェクトである。CAC(サイト・英語)は、JMXのデプロイメントと管理とJDMK ベースのjavaマネジメントモジュールを可能にするJMXマネジメントサービスコンテナである。

既にオープンソース製品であるxVM ServerのアーキテクチャはSunのLogical Domains(LDoms)と同様にXenプロジェクトに基づいている。それにはシステムがコンポーネントの障害を予測し警告を発するテクノロジーである、ZFSファイルシステムとPredictive Self Healing(FMA)のようなSolaris 10 OSの機能用のサポートを搭載している。

最初のSun xVM Ops Centerの商用バージョンは来月入手可能になる予定である。またSunはOps Centerソフトウェアの全体的なコードベースを来年上四半期にOpenxVMコミュニティに対して有効にする予定である。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/12/sun-xvm-virtualization

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