先日、ASP.NET MVC Framework Preview 2がリリースされ、これには多くの新機能とリファクタリングが加えられている。
特筆すべき点は、このフレームワークがASP.NET Extensions/Futuresパッケージから切り離され、個別のダウンロード(source)として提供されるようになったことである。このことから、MVC Frameworkへの関心と重要性が高まっていることが明らかである。
InfoQでは全新機能の要約(参考記事・英語)を提供している。また、Vishal Joshi氏(source)がVisual Studio Integration(source)の新機能を詳しく述べている。
同氏は、Webアプリケーション内でユニットテストをサポートするASP.NET MVC Test Framework Integration(source)についても記述している。
Visual Studio Unit Test Framework(Visual Studio 2008 SKU Professional以上)をマシンに搭載しているユーザーなら、ASP.NET MVC Web Applicationの作成の際に自動的にテストプロジェクトを作成するようプロンプト表示されます。それだけでなく、人気のあるコミュニティからの要望に応えて、Visual Studioはこのテストフレームワークシステムを拡張してNUnitやMBUnit、xUnitなどの外部ユニットテストフレームワークを統合するための機構も提供します。
現在、Visual Studio IntegrationにはMSTest用のプロジェクトテンプレートのみが含まれる。Vishal氏は、NUnit(サイト・英語)フレームワークおよびRhino.Mocks(サイト・英語)ライブラリをサポートするテンプレートの記述方法を説明している。Vishal氏のガイドをASP.NET MVC Test Framework Integration Walkthrough(source)の一環として具体化したのがJoe Cartano氏で、彼はASP.NET MVC Framework Preview 2 (Mix 2008) Resources(source)の概要も提供している。
ASP.NET MVC Frameworkを初めて使う方には、トピックに関するScott Hanselman氏(source)のスクリーンキャストシリーズが役に立つだろう。これらのスクリーンキャスト(source)は、現在のMIX08リリースに基づく分かりやすい手引きとなっている。
- データ表示(source)
このスクリーンキャストは、ASP.NET MVC内でデータがどのように表示されるかを説明する。変更点の1つは、幅広いテストフレームワークのサポートである。Visual Studio内でASP.MVC Web Appテンプレートからテストプロジェクトを作成することもできる。 - データ編集およびフォーム作成(source)
Scott氏はHTMLフォーム内でのデータ編集方法を説明している。さらに、コントローラアクションにリンクを挿入する3つの選択肢と、MVC User Controlの作成・使用方法も示している。 - 高度な技術(source)
このスクリーンキャストはASP.NET MVCが提供する高度な技術のいくつかを説明するものである。Scott氏はコントローラアクションに前後処理ロジックを追加する属性であるアクションフィルタを紹介している。また、カステムビューエンジンやカスタムコントローラの統合・作成方法も示している。最後に、ワイルドカード(*)からリクエストURIの最後までのすべてを取り込み、名前を付けたパラメータ値に変換するルート全体を把握する方法を説明している。 - テスト(source)
シリーズ最後の部分は、ASP.NET MVCアプリケーションのテストについて、特にWebアプリケーション開発のある局面をモックすることについてである。Scott氏はMvcMockHelpers(source)について言及しているが、これはまだMVCバンドルの一部ではない。この静的クラスはASP.NET MVCアプリケーションにおいてはるかに簡単にモック作成するのに役立つ。
詳細についてはASP.NET MVCのWebサイト(サイト・英語)およびASP.NET MVCフォーラム(サイト・英語)で入手可能である。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/03/aspnet-mvc-preview2