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CTP6を取り巻く興奮

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先月、SQL Server 2008の最新Community Technology Previewがリリースされた。MicrosoftはSQL Server 2008のこの早期リリースが機能コンプリート(最終版で提供される機能が全て含まれるもの)であると明らかにしている。発見して修理すべきバグはまだ残っているが、InfoQは開発者コミュニティから沸き起こる興奮に注目した。

フィードバックはかなり肯定的な向きであるが、2008年2月29日のうるう年の混乱は例外である。

Red Gateの設計者であるAndras Belokosztolszki氏は2月29日にSQL Server 2008 CTP 6が動作しない(source)というバグ(source)に遭遇した。解決法を探して数時間費やした後、同氏は、日付を3月1日に変更すると問題が解決し、SQL Serverが動作するようになることを発見した。現時点ではこの問題がうるう年の問題なのか、2008年2月29日に関連する問題なのかは不明である。

Rob Farley氏はSQL Server用のPowerShellプロバイダにかなり好意的(source)である。

これで、PowerShellを起動し、ディレクトリをPowerShellドライブ「SQL:」に変更できます。次に、ディレクトリをインスタンス、データベース、テーブルなどを通じて変更します。どの時点でも「dir | gm」といったコマンドを実行すると(gmはGet-Member、dirはGet-ChildItemのエイリアス)、どのプロパティとメソッドがそのフォルダ内のオブジェクトで利用可能であるかが分かります。

Denis Gobo氏は、CTP5での33個に対し、CTP6では13個の新しいDynamic Management Viewを発見(source)した。

  • dm_audit_actions
  • dm_audit_class_type_map
  • dm_db_persisted_sku_features
  • dm_exec_procedure_stats
  • dm_exec_trigger_stats
  • dm_fts_fdhosts
  • dm_fts_index_keywords
  • dm_fts_index_keywords_by_document
  • dm_fts_outstanding_batches
  • dm_fts_parser
  • dm_os_dispatchers
  • dm_os_memory_node_access_stats
  • dm_server_audit_status
SSQA.netではCTP6で削除された機能についてより詳しく取り上げている(source)
  • 削除対象となった1つめはNotification Servicesです。お気づきかもしれませんが、SQL Server 2005バージョンサポートサイクル以降、Notification ServicesコンポーネントはSQL Server 2008バージョンに含まれておらず、この種の機能はReporting Servicesエンジンと一体化することになります。
  • お払い箱となった2つめはSQLDMOで、これはSQL Server 2005バージョン以降、SMOに置き換わりました。Microsoftのすべてのサポート/フォーラム/記事ページの中で、現在この機能を使用しているアプリケーションをできるだけ早く変更することが推奨されています。SQL Server Express向けにSQLDMOをサポートするという特別の妥協が加わりましたが、この場合、下位互換コンポーネントが必要となります(source)。アプリケーション開発作業の中でサポートされていないコンポーネントを配るより、SMOに慣れる方が得策です。
  • 3つめは、DBA部門にとっては大きな驚きであり、むしろ失望させる項目でもありますが、SQL Server 2005からの登場で、SQL 2000/70バージョンに比べてサーバーネットワークユーティリティよりも便利であったSurface Area Configurationツール(source)の削除です。
アプリケーション開発の観点から、Bob Beauchemin氏はSQL Server 2008 CTP6向けにVisual Studio 2008サポートCTPを使用した経験(source)について記述している(source)。ダウンロード内の概要ドキュメントを読んだとき、Bob氏はSQL Server 2008向けのLINQ to SQL Designerがサポート対象外であるが、それを動作させることができることに気づいた。
私は、新しいデータタイプ(DATEやTIMEなど)を全く使用せずにSQL Server 2008を使用しましたが、それでうまくいくようです。これはEF beta3 Designerにも当てはまります。おそらく、新しいデータタイプのサポートが欠如しているということでしょう。
最後に、MicrosoftはCTP6内でバグを見つけ、Connect上で報告(source)する開発者およびDBAを対象としたコンテスト(サイト・英語)を開催している。計18という多くのカテゴリがあり、各カテゴリの勝者には景品としてXbox Eliteが提供される。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/03/ctp6-sqlserver2008

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