2月にCogmation Robotics社のrobotSuite(サイト・英語)についてレポートをしたが(参考記事・英語)、その後Windows版のソフトウェア(source)がリリースされたので、今回Cogmotionの研究開発主任であるShawn Schaerer氏に話を聞いた。
対象としているのは、プロエンジニアでしょうか。あるいは愛好家、その両方でしょうか。
両方ですね。私たちのソフトウェアによって愛好家もエンジニアもロボットを作ったりシミュレートしたりするのが簡単にできます。これまで経験がない人でも上級者の力を借りずに利用できるようにしました。
シンプルなロボットを動かせるようになるまで、どれくら時間がかかりますか。
シミュレーション環境、現実環境とも、初心者がチュートリアルの中でシンプルな遠隔操作ロボットを動かすようになるまでに約10分かかります。
このツールを使ってロボットを作っているような提携先はありますか。
私たちは今、2つの大手ロボットメーカと話をしているとこで、最近ではSystronix社(サイト・英語) とroboSuiteにSystronixの教育用ロボットTrackBotを含めるという提携を結びました。
私たちは常に新しいパートナを探していて、robotSuiteが新しいデバイスに広がることはみなにとって有益なことになります。私たちは可能性のあるどんなベンダやメーカーにも www.cogmation.com を訪れてもらうよう働きかけていますし、もし関心があればコンタクトを取るよう促しています。
Mono(.NETプログラムをWindows以外で実行可能にする)(サイト・英語) やOpen Source Computer Vision Library(OpenCV Library:画像処理ライブラリ)(source)はこの構想でどのように利用されていますか。
その2つのプロジェクトはroboSuiteを開発する上で不可欠なものです。両方のコミュニティの全員に対してサポートしてくれていることを感謝しています。OpenCVは視覚/画像処理アルゴリズムやビデオキャプチャのサポートをクロスプラットフォームで行うための基礎となっていますし、Monoは roboSuiteのメインエンジンです。私たちはrobotFoundry(roboSuiteに含まれるグラフィカル開発環境)で作ったロボットコードをMonoでコンパイルし、OS X・Linux・Windowsで実行しています。Monoのおかげで構想が本当にシンプルにすみますし、余分な多くの労力をかけなくても robotSuiteの性能を高めることができます。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/03/RobotSuite-WIndows