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「ITゼネコンをぶっつぶせ」JJUGクロスコミュニティカンファレンスの見所をご紹介

4月30日にJJUG(日本Javaユーザグループ)の総会兼春のカンファレンスである「クロスコミュニティカンファレンス」が開催される。このクロスコミュニティカンファレンスは、昨年秋に続き二回目となる。

JJUGは昨年の4月23日に設立された、「コミュニティのコミュニティ」である。30日には満一周年ということで、JJUGの定時総会と、その後カンファレンスが行われる。

カンファレンスは日本IBM技術理事である清水 敏正氏の働きかけで来日が実現した、Computer AssociatesのDon F. Ferguson氏による基調講演から始まり、3トラック構成のセッション、そして夜はBOFも開催される。
Don F. Ferguson氏は元IBMフェローであり「Websphereの父」としてあまりにも有名である。その後はMicrosoftを経て現在Computer AssociatesのSVP, Chief Architect Enterprise IT Managementとして活躍されている。今回は企業システムの未来について語ってもらう予定である。なお、「友人」である清水氏が通訳を行うとのことである。

その後のセッションでは、トラックの一つとして、現在の企業システムの根幹をなしているWebアプリの新しい開発技術の潮流の紹介を行う。Grails、JRuby on Rails、Click Flamework、Wicketという各のポジショニングトークを行い、その後各講演者を集めたパネルディスカッションを行う予定だ。

その他のセッションは、現在のJavaはエンタープライズシステムから手のひらに収まるような携帯デバイスまで「Javaは両翼に広がっている(JJUG会長 丸山 不二夫氏)」のを反映し、エンタープライズアプリケーション向け言語であるScalaやそのフレームワークであるlift、携帯系ではAndroid、デバイス系ではSun Spot、そしてJavaに関連してSOAやモデリング、アジャイル等々、多彩なセッションが用意されている。
丸山氏によるAndroidのセッションに関しては、丸山氏がInfoQ JapanへAndroidについて語っていただいたインタビューもあるので、是非とも合わせてご覧になってもらいたい。

夜はBOFが2セッション開催され、なかでもひが やすを氏の「ITゼネコンをぶっつぶせ」は個人的にも要注目である。
いかにも挑発的なタイトルではあるが、ひが氏はゼネコン型構造である現在の業界としての問題、それに伴うさまざまな問題を思慮し、「どうすれば自分たち、お客様、そして業界が幸せになるか」ということを考えており、その解決手段の一つとして、「プログラミング・ファースト・デベロップメント」という、新しい開発手法を提案している。
ひが氏はこのBOFでこの手法の紹介、そして参加者を交えたディスカッションを行う予定である。非常に大きなテーマではあるが、まずは少しでも思い当たるところがあれば参加し、発言されてはいかがだろうか。

このような多彩なセッションが行うことが出来るのは、まさにJJUGの理念である「コミュニティのコミュニティ」たる所以ではないだろうか。
InfoQ Japanの皆様、もし興味があれば是非とも参加してみてはいかがだろうか。

カンファレンスの詳細は以下URLから。
http://www.java-users.jp/contents/events/ccc2008spring/

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