先日フロリダ州オーランドで開催されたTechEd for Developers 2008(source)において、Bill Gates氏はSilverlight(source) 2 Beta 2のリリースを発表した。
Gates氏はリリースについて以下のように述べている。
Microsoftのクロスブラウザ、クロスプラットフォームおよびクロスデバイスプラグインの最新バージョンであるSillverlight 2 beta 2は、次世代の.NETベースメディアのエクスペリエンスおよびWeb向けのリッチインタラクティブアプリケーションを提供します。商用Go Liveライセンスで利用可能であり、Silverlight 2 beta 2は、NBC Universalが2008年の北京オリンピックにむけて製作している先例のないオンラインエクスペリエンスに動力を供給するために使用されます。デベ ロッパがSilverlightを最大限に使用できるように、MicrosoftはExpression Blend 2.5 June 2008 PreviewおよびMicrosoft Silverlight Tools beta 2 for Visual Studio 2008をリリースしました。
このリリースのデベロッパに対する重要な側面の1つは、「Go Live」ライセンスの発表であり、Silverlightアプリケーションの作成を可能にするものである。このリリースの新着情報には以下のものが含まれる。
- UIフレームワーク: Beta 2ではアニメーションサポート、エラー処理とその報告、自動化およびアクセシビリティサポート、キーボード入力サポートおよび全体的なパフォーマンスの向 上が実現した。またこのリリースでは、SilverlightおよびWPF間の互換性をさらに高めた。
- リッチコントロール:Beta 2にはVisual State Managerと呼ばれる新しいテンプレーティングモデルがあり、制御のテンプレートをさらに簡単にする。その他の機能には、TabControl、テキストラッピングおよびTextBoxのスクロールバーの採用があり、DataGridの 追加にはオートサイズ、リオーダー、ソート、パフォーマンスの改善などがある。ほとんどの制御はapplication.Networking Supportにパッケージ化される代わりにランタイムにある。Beta 2には、Cross Domainサポートの改善、およびセキュリティの機能拡張、WebClientのアップロードサポートおよび二重通信(「押す」でサーバからSilverlightクライアントへ)が含まれる。
- リッチベースクラスライブラリ:Beta 2には改善されたスレッド機能、LINQ-to-JSON、ADO.NETデータサービスサポート、SOAPのサポート改善およびさまざまな改善があり、ネットワークやデータ処理が容易になった。
- ディープズーム:Beta 2はDeep Zoomイメージタイル向けの新しいXMLベースのファイル形式を導入している。その他既存のタイルデータベースがDeep Zoomを使用できるようにする新たなMultiScaleTileSourceがある。さらに良いこととしては、 zoom/pan状態に対するエベント駆動の通知はSilverlight 2 Beta 2のもう1つの改善点である。
Silverlight 2 Beta 2はMicrosoftのダウンロードサイト(source)にある。このベータの文書はダウンロードでも利用可能(source)である。詳細情報に関しては、SilverlightのWebサイト(source)で参照できる。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/06/silverlight2-beta2