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IBMのInfoSphere Mashup Hubを取り入れる

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Webサービスに人気が集中している中、エンタープライジングWebおよびアプリケーションデベロッパはそれぞれのデータで新しく、刷新的なアプリケー ションを作成している。サービス自体に加えて、デベロッパは複数のサービスからデータと機能性を組み合わせるアプリケーションであるマッシュアップ(参考記事・英語)を作成 している。

Hardeep Singh氏の記事、IBM Mashup Center and the InfoSphere MashupHub(リンク)は、IBM Mashup Center製品の一部であるInfoSphere MashupHubの手引きである。

それは、個人がドキュメントやローカルデータベースに格納されている構造化および半構造の情報を、組織内の他の誰かと共有することを促進する。フィード マッシュアップを作成するため、複数のデータソースからのデータは、マージされ、フィルターに掛けられ、格納され、グループ化され、変換される。これらの マッシュアップにあるデータは、次に標準HTTPコールを使用して他のアプリケーションによってアクセスされたり、またはLotus Mashupsを使用しWebブラウザで表示される。

InfoSphere MashupHubは、以下の項目(リンク)を提供する。

  • 「Web 2.0」を使用可能にする既存システムの機能
  • 拡張変換&ミキシング
  • コアエンタープライズシステムのコネクター
  • エンタープライズクラスセキュリティおよびガバナンス
  • 拡張可能性、信頼性およびパフォーマンス

その記事は、InfoSphere MashupHubアプリケーションサーバに関する説明から始まる。InfoSphere MashupHubアプリケーションサーバは、WebSphere Application Serverおよびその周囲のJava EEテクノロジー上にビルドされる。HTTPやセキュア(HTTPS)コネクションでサービスにアクセスすることができるクライアントにREST APIを公開する。

サーバはデータソース向けのプラグインと同様にフィードマッシュアップエンジンおよびマッシュアップカタログリポジトリ向けのプラグインを幅広くサポート する。内部および外部のデータソースからのすべてのフィードデータがキャッシュされる。組み込みDerbyデータベースがデフォルトオプションとして提供 され、マッシュアップカタログのデフォルトリポジトリを作成する。その他のリレーショナルデータベースもまた、カタログサポートにプラグイン可能である。 Application Serverの管理は、ユーザの認証および役割管理のためのインタラクティブな構成をサポートする。

サーバは、マッシュアップクライアント、サードパーティーフィードリーダー、他のアプリケーションサーバやクライアントにさえもサービスを提供する。フィードやフィードマッシュアップが作成されている場合、MashupHubクライアントはサーバと通信し、データソースからデータをフェッチし、マッシュアップの一部をプレビューし、フィードやフィードマッシュアップを保管する。カタログへ公開されるすべてのフィードは、MashupHubクライアントから直接アクセスし、閲覧することができる。フィードURLはWebブラウザ、フィードリーダーまたは標準HTTPプロトコルを使用したその他のアプリケーションからも起動することができる。

InfoSphere MashupHubサーバの主なコンポーネント(リンク)は、以下のとおりである。

  • 作成および探索。最初のコンポーネントは情報探索および作成にフォーカスしている。情報ソースがInfoSphere MashupHubで使用できるように設定され、他のWeb 2.0指向のサイトのようにInfoSphere MashupHubはソーシャルコンピューティング環境およびセキュリティ、軽量、モニタリングおよびガバナンスにおいて共通のタグ付け、ユーザ格付けおよびその他のコミュニティ要素を提供する。
  • 変換。最初はInfoSphere MashupHubに 格納されていた情報ソースの多くが、マッシュアップで使用される前に変更される。二番目のコンポーネントは情報変換にフォーカスしている。「DAMIA」 と呼ばれるソフトウェアツールが、新たなフォーマットで情報ソースをさらにマージし、フィルターに掛け、変換し、注釈を付け、公開することを可能にする。
  • アセンブル。一度アセットがアクセスされ、準備されると、第三段階においてQED Wikiでマッシュアップにアセンブルされる。QED Wikiは通常のフラウザまたはLotusの新しいアセンブリテクノロジーであるLotus Mashups内でwikiテクノロジーに基づいたマッシュアップ環境である。ユーザはMash-up Hubにあるアセットを結び付け、新しいビジネスチャンスを利用するために強力な方法で、それらを結び付ける。

InfoSphere MashupHubクライアントはブラウザベースのIntegrated Development Environment (IDE)であり、フィードおよびフィードマッシュアップを構築するためのRapid Application Developer環境を提供する。構造化および半構造のデータソースからデータフィードを作成するためツールを提供する。これらのフィードは、RSS、 ATOMまたはプレーンXMLデータストリームとして公開可能である。インターネットやHTTP URLを使用したイントラネットでアクセスすることができる。クライアントはAjax(Dojoツールキット)で実装され、RESTコールでアプリケー ションサーバと通信する。

全体的なアーキテクチャおよびInfoSphere MashupHubサーバおよびクライアントの機能説明の他に、サーバを使用したデータフィードの構築および公開の段階的な例を示している。

  • リレーショナルデータベースからのフィード
  • スプレッドシートからのフィード

これらの2つのフィードを組み合わせマッシュアップにし、このマッシュアップをWebに公開する例も示している。

Hardeep氏の記事は、InfoSphere MashupHubサーバおよびそれをカスタムマッシュアップスタイルのアプリケーションの構築で使用する際のよい手引きである。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/07/InfoSphere

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