MicrosoftはPrismとしても知られているComposite Application Guidance for WPF-June 2008(リンク)をリリースした。
Microsoftでは以下のように説明している。
Composite Application Guidance for WPFは、エンタープライズレベルのWindows Presentation Foundation (WPF)クライアントアプリケーションをより簡単にビルドできるように支援することを目的としている。フレキシブルな複合WPFクライアントアプリケー ションの設計や構築を支援するものである。複合アプリケーションとは、疎結合で、独立して展開可能なピースを使用する。ピースはアプリケーション全体で協 同する。
Composite Application Guidance for WPFは、複数から成る開発チームにまたがるWPFクライアントアプリケーションの開発を分割するのに役立つ。この種のアプリケーションにおいては、各チームはそれぞれ別個のピースの開発に責任を負っている。それらはシームレスに組み合わされて、構成される。
このガイダンスには、以下の項目が含まれる。
- リファレンスの実装
- Composite Application Libraryと呼ばれる再利用可能なライブラリコード
- ドキュメンテーション
- クイックスタートチュートリアル
- 実践的なラボ
Microsoftによると、Composite Application Guidance for WPFはアーキテクトやWPFデベロッパを対象としている。
このガイダンスは、複数のチームで開発される疎結合のコンポーネントから、エンタープライズWPFクライアントアプリケーションを構築しているソフトウェ アアーキテクトやその開発者を対象としたものである。Composite Application Libraryは、Microsoft .NET FrameworkおよびWindows Presentation Foundation上にビルドされ、多数のソフトウェア設計パターンを使用する。こうしたテクノロジーやパターンに詳しくなれば、Composite Application Libraryを評価したり、導入したりする際に役立つ。
また、Composite Application Guidance for WPFはCodePlex(リンク)のプロジェクトとして利用可能であり、Microsoft Public License(Ms-PL)(リンク)のもと、ソースコード(リンク)を提供している。ガイダンスについて詳しくは(リンク)、MSDNを参照のこと。
サポート対象のオペレーティングシステムはWindows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Vista、Windows XP Professional Editionである。開発には、Microsoft Visual Studio 2008およびWPFをインクルードしているMicrosoft .NET Framework 3.5が必要である。
5月にInfoQはPrismを取り上げたニュース記事を掲載し(参考記事)、Prismでパターン&プラクティスにおけるClient UXプログラムのMicrosoft Technical Product PlannerであるGlenn Block氏に近ごろインタビューをおこなった(参考記事・英語)。