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RIA、Web 2.0およびAJAXの定義

先月初め、WaveMaker SoftwareのChristopher Keene氏は、ブログ投稿(リンク・英語)で共通Web開発用語の定義を試みている。用語の概要や表示方法が載っている。かつてのAdobe ExecutiveであるDavid Mendels氏は、RIAという用語はどのようにできたのか、また、こんにちそれが持つ価値について話している。

Keene氏の投稿は、以下のような概要から始め、用語のとらえ方を詳細に説明するに至っている。

このような専門用語の意味はすべて一緒に考えることで、簡単に理解することができる。それを念頭に置きつつ、Web 2.0、Rich Internet ApplicationおよびAjaxを、理解に役立つ図を交え、以下のように定義する。

  • Web 2.0が表しているのは、エキスパートが生成したコンテンツ(Yahoo)からユーザが生成したコンテンツ(Google)へ、消費者の意識がシフトしていることである。
  • Rich Internet Applicationは、要求がよりインタラクティブでPCのようなWebサイトへシフトしていることを意味し、消費者にとってコンテンツ(Blogger、MySpace)の作成を簡略化するものである。
  • Ajaxは、RIA要求のサポートへの設計上のシフトである。

Keene氏はこの図を提供することで、これらの各用語が意味する遷移を 、明確に説明している。


かつてのAdobe ExecutiveであるDavid Mendels氏が近ごろ、RIAという用語がMacromediaで作られたとき、およびその後の業界における展開について、RedMonk(リンク・英語)を共有した。

2000年代初頭、Macromediaで「RIA」という言い回しが作られたとき、わたしはそれに関わっていた人の一人でした。(その中心であった Jeremy Allaire氏、Kevin Lynch氏およびAdam Berry氏もいました。最終的に誰が、新造語の考案をしたのかは定かではありません。議論が長々と続いた結果に生まれた産物といったものでした。

*当時*、非常に明確な意味があったし、Web上の一般的なアプリケーションとは明らかに対照的でした。急進的にWeb全体が進化した今となっては、大分その対照は薄れてしまい、その成句は意味を失っていますが、利便性がなくなったということはありません。その当時、ページベースのWebアプリケーション の世界の中にいました。ブラウザのページリクエストモデルを使用していたアプリケーションは、非常に限られた対話性およびクライアントサイドの機能性を提供し、何をするにしてもページの更新を繰り返すのでじれったく感じました。

... 

そして今日に至ります。主流を説明しているため、その用語はそれほど便利ではありません。こんにちかなり大きな割合の(大部分の?)Webアプリケーションが「シングルスクリーン」で、AJAX技術を採用し理由もなくページを更新することなしに、スクリーンをアップデートします。また、主要なブラウザおよ びJavaScriptラ イブラリは十分成熟しています。したがってAJAXを使用すれば、プラットフォームやブラウザに独立したアプリケーションを作成することが可能です。同様に、リッチメディア(たいていは、Flash)も広く使用されています。当然ながら過去8年間に渡って、Flash Platformアプローチはフレームワーク(Flex..)、ツーリング、コンポーネント、メッセージングさらにはよりリッチなメディア(たとえば H.264ビデオ)で成熟してきました。しかし、RIAという言い回しを作ったときとパラダイムは今なお同じで、まったく「独特」ではなく、主流と対照的なものでなくなっています。

このような定義は、自身のケースに当てはまるだろうか?構築しているアプリケーションをどのように説明するか?

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/06/defining-RIA

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