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IT の諸問題を解決するには IT とビジネスの連携を減らすべきか?

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IT の輝かしい日々は過ぎ去った。IT によって自動化されるはずだった業務は、多種多様で絶え間なく変化するテクノロジ(イノベーションを起こし、状況に適応し、最適化するための莫大なコストによって、大体は惰性で続けるだけに終わる)によって、混乱の中にある。パーソナリゼーションとニッチマーケットがあたりまえの新しい経済のなかで、IT 業界のエキスパートである Susan Cramm 氏は次のようにレポートしている(リンク・英語)

IT のお役所的な統治プロセスは複雑さにおいて税法に匹敵し、イノベーションを促進するどころか、妨げとなる。

 あるフォーチュン・グローバル 200 社の CIO は IT の導入を「周りを呑み込む渦」だと表現している。

(略) 現在の運営モデルが全面的に見直しの段階にきているのは間違いない。残念なことに、予測しうる将来にわたって、私たちはそのことから逃れることはできない。

IT の役割(リンク・英語)、課題との関連性(リンク・英語)、編成についての(リンク・英語)終わりのない議論は、さらなるフラストレーションを生み出した。Susan 氏は私たちが IT を嫌う 8 つの理由に気付いたと言う。

問題にしているのは、多くのものを費やすばかりで大したものを生み出さないクレイジーなシステムであって、もちろん、そこで働く人たちではない。


次に挙げるのがその理由だ(リンク・英語)

1.IT はマネージャの権限を制限する - あなたが会社の利益の 10% を稼ぎ出しているとしても、IT を必要とする 100,000 ドルのプロジェクトを承認することはできない。

2. 成熟した管理体制に欠ける - IT 関連のマネージャは、ビジネスの上級管理者に対する信頼ある IT アドバイザを真に務めることのできる専門知識をもっていない。

3.  IT はごくつぶしである - Y2K や SOX や HIPAA といった IT の一大事は、膨大な資金を必要とする。

4. プロジェクトはいつまで経っても完成しない - プロジェクトは永遠に 90% 完了のまま。

5. ヘルプデスクはあてにならない

6. 発注者のいらだちが爆発する

7.  IT は時代遅れの専門家をストックしている

8.  IT はよいニュースをもたらさない - どれだけ時間を費やし、どれだけ懸命に働いたとしても。

問題の核心は、彼女がインタビューした重役の言葉にみごとに要約されているようである。

業務を整理し編成しようとする中で、彼らは大量の官僚的な機構を導入し、その過程において、正しいことをなすという自分たちの責任を放棄している。

ほとんどの読者が記事に同意し、Vaidya Nathan 氏は次のように応じている。

率直な意見を述べてくれたことに感謝したい。あなたの言うことにはメリットがいくつもある。

ビジネスサイドの読者である Tim Gray 氏は次のように考えている。

私の感覚では、Ray Kurzweil 氏が語る技術的特異点の(リンク・英語)いくつかが今後 10 ~ 15 年で実現し始めるまでは、複雑さは私たちの処理能力を上回るスピードで成長し続けるように思う。(略)もし、現在の状態が限界なのだとしたら?

Susan 氏は最初の投稿をフォローアップするかたちで、「IT を愛すべき 8 つの理由」について書いており、その中で次のように主張している(リンク・英語)

システムは、事情をよくわかっていないが要求の厳しい顧客に対して、複雑な IT サービスを提供する。彼ら顧客は、IT が企業の利益やリスクなどお構いなしに自分たちに固有のニーズを実現してくれると期待している。

そういう顧客を中心にシステムを構築すると、さまざまな弊害が生じる。資金を消耗するし、情報が表に出てこない状態が続くし、プロセスは分断されてしまう。

彼女は「IT 連携のワナを避ける(リンク・英語)」という記事を薦めている。

IT 連携のワナとは、企業が IT とビジネスの連携を深めることで IT のパフォーマンスを向上させようとしても、やればやるほど実際には IT のパフォーマンスが悪くなっていく状況をいう。IT はビジネスの成長とパフォーマンスを実現するはずだが、このワナに陥ると IT は実現要因ではなく障害としての側面が大きくなる。IT に関するすべてのことが、コストが大きいばかりでなかなか見返りが得られないように思われてくる。

去年発行された影響力のある論文のなかで(リンク・英語)、Rudy Puryear 氏の研究が論証されている。

従来の常識に反して、IT に対応した成長へのロードマップは効率性から始まる。企業のニーズを実現するための最初のアクションは効率性をさらに高めることであり、そして連携のワナをさけるために調整をしておくことだ。

IT にビジネス戦略をサポートする能力があるのか、疑惑は高まりつつある。数十年前のフォーチュン 500 社企業や業界のリーダーが衰えてきているのは、彼らの IT 体制が競争のプレッシャーに応じきれないからか、十分な可視性を提供できないからか、適切なセキュリティ対応措置を欠いているからか、あるいは単純に彼らのビジネスルールが不健全な経済活動を捕らえることができなかったからだ。最近ベンダの整理統合が加速しているが、このことは 80 年代にメインフレームのビジネスに起こったことを想起させる。それは時代の終わりを示すシグナルなのだろうか。解決策はどこにあるのだろう。方法論か、アーキテクチャか、テクノロジか、それとも組織か。私たちの業界が焦点をあてている現在の(失望に満ちた(リンク・英語))議論に基づくと(参考記事・英語)、私たちは、全ては白紙に戻るのだと容易に結論を下すことができる。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/06/it-business-alignment

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