Spring Dynamic Modulesを用いて作成されたSpringアプリケーションは、モジュール分離や、動作しているシステムにおける動的なモジュールの追加、削除、更新 を実現。同時に複数バージョンのモジュールをデプロイ(クライアントは自動的に適切なモジュールと結合する)するアビリティや、動的なサービスモデルを提 供するとしている。InfoQのエディターであるRyan Slobojan氏が今年1月にSpring Dynamic Modulesバージョン1.0について書いた(参考記事)。以下は、バージョン1.1.0にある機能の一覧で、プレスリリース(リンク)からの抜粋である。
- OSGiアプリケーション向けWebサポート(Servlet、JSP、Taglibs)
- Spring-MVC統合
- クラスパススキャン
- Spring-DMエクステンダーおよびWebエクステンダーのカスタマイズフック
- OSGiサービスインポーターおよびアプリケーションコンテキスト向けのイベント通知
- 詳細化OSGiプロキシインフラストラクチャー
- OSGi コレクションの「greedy-proxy」機能
- SpringSource Bundle Repositoryとの統合
- Springによって動作するバンドルのカスタムロケーションに対するサポート
- サービス依存性を決定するプラグ可能なメカニズム
- OSGiインポーター向けネイティブOSGi ServiceReferenceへのアクセス
- 新しいWebのサンプル
OSGiプラットフォーム上でのWebアプリケーションに対する透過的なサポート。Spring-DMがServlet、JSPおよびtaglibテクノロジーを使用し、ほとんど何の作業もせずにWARを使用できるようにする。他に最新のリリースに含まれるは、新たなWebサンプルであり、Webサポートの働きの理解を高めることを目的としている。Spring Dynamic Modulesは比較的新しいが、機能やバグの修正を伴い改善されてきている。そして、非常に成熟した開発スタッフや企業のバックアップを受けている。
Spring Dynamic Modules 1.1.0について詳しくは、Reference Guide(リンク)を参照のこと。