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VMware社は、ThinApp 4.0でアプリケーション仮想化分野へ参入する

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VMware社は、ThinApp(リンク) 4.0をリリースした。これは、以前は、Application Virtualization Suiteと呼ばれていた製品である。VMware社が1月にThinstall社を買収した結果獲得した製品の初めてのリリースである。VMware社は、その時、買収のゴールは、自社のデスクトップ仮想化製品群の拡充と、プロビジョニング及び配備の領域で、自社の顧客を支援することだと述べた。ThinAppは、以下に示すような機能により、アプリケーションの仮想化を実現する。 
  • 一つのオペレーティングシステム上で矛盾を起こさず、どんなアプリケーションのどんなバージョンでも実行できる
  • 同じアプリケーションの複数のバージョンを実行できる 
  • インストールによる不整合を排除するため、それぞれのアプリケーションとそれ自身のDLLファイル及びレジストリ変更をひとまとめに纏める
  • 固定化したPCで、100%ユーザモードでアプリケーションを実行させる
  • 管理者権限がなくても、アプリケーションをどんな媒体からでも実行できる

プレス・リリースでは、2つの新機能がハイライトされており、それは以下のような機能である。

  • Application Link -相互依存している仮想アプリケーション間での制約のない情報のやり取り。Application Linkを使うと、相互依存しているアプリケーションは、それがJavaであろうが、.Net、IE、Officeであろうが、お互いに情報のやり取りをできるようになり、その結果、矛盾を取り除いたり、アプリケーション・サイズを減らしたり、ソフトウェア・ライセンスの一貫性維持やトラッキングが可能になる。
  • Application Sync -インターネットベースのアプリケーション更新。Application Syncは、HTTP/HTTPSを用いて企業内外の重要なユーザ・アプリケーションへ、仮想化されたアプリケーションを実行しているPCが管理されているものであってもそうでないものであっても、バイトレベルの更新を配布できる。.

Geert Baekeは、自身のウェブサイトでApplication Linkの利用例(リンク)を示している。Sven Huismanは、6月に製品ベータの詳細なレビュー(リンク)を書いた。Huismanは、インストールとアプリケーション捕獲の容易さを良い点として挙げた。しかしながら、Huismanは、アプリケーション管理と監査に関しては問題を見つけた。読者諸氏は、HuismanとMatthijs Havernikが作成したアプリケーション仮想化比較チャート(リンク)にも興味があるかもしれない。これは、ThinAppを競合製品と、例えばMicrosoft SoftgridやSymantec Appstream、比較したものである。アプリケーション仮想化の詳細については、InfoQの特集記事である仮想化の紹介(参考記事・英語)もご覧いただきたい。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/07/thinapp

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