Service Pack 1 for .NET 3.5およびVisual Studio 2008(リンク)がリリースされた。「サービスパック」と呼ばれているが、純粋に新機能の数が今回のリリースを.NET 3.0と同じくらい重要なものにしている。それには、賛否両論を呼ぶADO.NET Entity Frameworkがあり、C#のリアルタイム構文チェッカーへの改善が大いに求められている。
その他の機能は以下のとおりである。
ASP.NET動的言語:このウィザードは、手でコードを記述する必要がなく、データベースバックエンドWebサイトを自動的に生成する。そこか ら、デベロッパはそれをそのまま使用したり、ASP.NETベースのプロジェクトであるかのようにカスタマイズすることができる。
ADO.NETデータサービス:このフレームワークにより、デベロッパはクエリーやデータのアップデートのために、RESTスタイルのインターフェイスを 作成しやすくなる。Webサービスに対する主な利点は、URLベースの照会言語があり、それを直接フレームワークにビルドすることができるので、各アプリ ケーションで新たに作り出す必要がないことである。
.NETクライアントフレームワーク:これは.NETフレームワークの極めて小さいバージョンであり、クライアントアプリケーションが使用する傾向にある APIのみを含んでいる。Visual Studioにビルドされるツールは、使用中のアプリケーションがバージョンの候補であるかどうかを決定する。この機能は、ClickOnceスタイルのデプロイメントに最適である。そこでユーザはインターネット上でフレームワークをダウンロードする。
Webサイトのデプロイメントや、JavaScript/AJAXのコーディング、またWPF形式設計などの分野で、IDEに対する多くの機能拡張がある。
このリリースには、.NET 2.0 SP2および.NET 3.0 SP2も含まれており、レグレッションテストが正常な状態であることを意味している。