InfoQはCloudCampの創設者であるReuven Cohen氏(リンク)と会談を行い、クラウドコンピューティングについて議論をおこなった。 CloudCamp(リンク)はクラウドコンピューティングを紹介し、発展させる共通基盤となることを目指して設立された。CloudCampでは既にいくつものイベントが行われて、成功を納めている。また、今年の秋の開催を目指していくつかのイベントが計画されている。
CloudCampを設立しようと思った理由は何ですか？
何人かのメンバーは4年以上クラウドコンピューティングに関わっています。私はこの4年の間にいつも同じような質問をされています。クラウドコンピューティングとは何か？簡単に述べると、CloudCampはクラウドコンピューティングを紹介し、発展させる共通基盤となることを目指して設立されました。私とクラウドコンピューティングの過去からの関わりについては、ここで(リンク)見ることができます。
クラウドコンピューティングがどうあるべきか、平均的な開発者が知らないことにはどのようなものがありますか？
クラウドコンピューティングと仮想化の違いを簡単に教えてもらえますか？どちらかが部分集合になっているのでしょうか？それとも、どちらかがもう片方の実現に必要な要素となっているのでしょうか？業界は納得できるような分類方法を模索しています。私は最近、この話題(リンク)について2つの記事(リンク)をブログに書きました。クラウドコンピューティングは、デプロイメント、ロードバランシング、供給、ビジネスモデル、アーキテクチャなどのあらゆる分野を含む、バズワードのうちの一つです。Web2.0のようなものです。クラウドコンピューティングはソフトウェアにおける次世代の論理的なステップです(ソフトウェア10.0)。私にとって、クラウドコンピューティングを簡単に説明する言葉は「インターネット中心のソフトウェア」です。
多くの人はクラウドコンピューティングを考えるときにAmazonを思い浮かべます。エンタープライズレベルのサービスとして企業が考えるべきサービスには他になにがありますか？それらは対等な競争相手(リンク)である、というのが私の答えです。多くの仮想化は、より多くのサービスを、統合された少ないリソースで提供することをめざして開発されてきました。VMWare社はサーバ量の削減を推奨するような製品ラインナップと価格戦略を中心に据えています。これと比較して考えると、クラウドコンピューティングが興味を持っているのは多くのリソースを使って、多くのサービスを提供するということです。
私が知っている先端のクラウドを提供しているものは、Mosso, Flexiscale, GoGrid, Coghead, Salesforce, Google App engineです。また、企業は急いでクラウドサービスを提供できる体制を整え、統合していく必要があると私は考えています。領域限定のクラウドから出て行くことが必要であり、領域の境界というものは必要なくなっていくでしょう。クレジットカードを持っている人は誰でもグローバルなインフラを利用できるようになるでしょう。
クラウドコンピューティングに関して、次に12～18ヶ月の間にどのような変化が期待されますか？また、あなたはどのような変化をさせようと思っていますか？その中で現在発生していないこと、手に入っていないものは何でしょうか？
私の質問(リンク)はシンプルです。デスクトップPCはローカルなキャッシュを行うだけの未来に向かっているのでしょうか？Wi-max, 3G, WiFiのような技術によって私たちの毎日の生活のあらゆる場所でインターネットに繋がり、ローカルなストレージが不要まったく不要になっていくでしょうか？
2番目の質問は基本的なクラウドの標準的に使うのに必要になります。ここ数週間に渡って、私たちのクラウドコンピューティングのグループではすばらしい議論が展開されてきています。どのようにクラウドの経済、標準化を定めるか、というものです。議論が進めば、国際単位系や、メトリックスのような、測定に必要な単位系が必要になるということが明確になるでしょう。クラウドの能力の単位によって、クラウドコンピューティングに対する需要と使用を平等な条件で明確に比較できるようになります。クラウドコンピューティングを商品化するのに必要になります。