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Javaパターン・フレームワークJt2.6がJtWizardとJt Componentsの拡張をサポート

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Javaパターン・フレームワークJt(リンク)の最新版はJtWizardとJt Componentsの拡張をサポートする。最近Freedom software社はオープン・ソースのパターン指向フレームワークのバージョン2.6をリリースした。JtWizardはJt framework上の参照実装として構築されたウィザード・アプリケーションで、Gang Of Four(GOF)、Data Access Object(DAO(リンク))、Model-View-Controller(MVC(リンク))やBusiness Delegate、SessionFacade、Service LocatorそれにValue Objectと言ったJ2EEデザイン・パターン(リンク)に基づいたJavaアプリケーションを生成することができる。

このフレームワークのアーキテクチャはメッセージング・デザイン・パターンに基づいており、フレームワークのオブジェクトはメッセージの送受信により情報の交換や処理の実行を行う。メッセージングAPIによって凝集度と低い結合度がもたらされるのでフレームワークのコンポーネントは"レゴ・ブロック(のように着脱・組合せ自由な)メッセージ"式のアーキテクチャを利用して簡単にアプリケーションに組み込むことができる。JtフレームワークはMemento、Command、Composite、Decorator、Prototype、Iterator、AdapterそしてFlyweightを含むいくつかのGoFデザイン・パターン(リンク)をサポートする。

現在のJtWizardはStruts(リンク)やHibernate(リンク)と統合できる。Hibernateのマッピング・ファイルやStrutsの設定ファイル、ビュー(JSP)それにJavaクラスなどがJtWizardによって自動的に生成される。Jtフレームワークによって構築されたアプリケーションはリソース・ファイルによってカスタマイズされていて、オブジェクトの属性はリソース・ファイルから自動で読み込まれる。 

Jtフレームワークにはいくつかのコンポーネント(Jt Components(リンク))が初めから組み込まれている。Jtコンポーネントの代表的なものはJtThread、JtList、JtCollectionそしてJtHashTableである。他にもJtFile、JtDirectory、JtURL、JtInputStream、JtKeyboardのような再利用可能なフレームワークのコンポーネントが含まれており、新しいアプリケーションに組み込むことができる。JtフレームワークはJ2EEアプリケーションで利用される様々なクライアント技術、サーバ技術と統合できる。

クライアント:

  • クライアント層に対して、JtはJSP、MVCそしてAJAX (JtAjaxServlet(リンク))技術と統合可能である。全般的にフレームワーク・コンポーネントとアダプタがこれらの技術とフレームワークの間の透過的なインタフェースを提供する。
  • JDBCアダプタを通して(リンク)データ・アクセス(JDBC)との統合、そして、JavaMailアダプタ(リンク)の実装を通してJavaMail(リンク) APIとの統合も可能である。

サーバ:

  • サーバ・サイドに対してJTフレームワークはJ2EEデザイン・パターン、エンタープライズJava Beans(EJB)、そしてWebサービスをサポートする。アダプタ、プロキシ、ファサードといったデザイン・パターンの実装によってEJBと統合される。これによってEJBクライアントはリモートにあるフレームワークのオブジェクトに透過的にアクセスすることができる。
  • Webサービス・アダプタやプロキシの実装によってWebサービスが統合された。Jtフレームワークのメッセージング・アーキテクチャがWebサービス用モジュールの開発に役立った。
  • さらにJNDIアダプタ(リンク)(JtJNDIAdapter)を利用したJNDIとの統合、JMSアダプタ(リンク)を通してフレームワークのメッセージを送受信できるJava Message Service(JMS(リンク))との統合もできる。

Jtはリクエスト・ログ、キューイング機構、そしてアンドゥ機能を提供するのにCommandパターンを利用している。このフレームワークはさらにXMLとの統合や、ロギング、例外処理、テストとデバッギングもサポートする。テストのサポートにはメッセージを送信し、応答メッセージを検証することでコンポーネントを独立して(各コンポーネント単体で)テスト可能にすることも含まれる。 

ビジネス・プロセス・マネジメント(BPM)の要求があるJ2EEアプリケーションはjBPM(リンク)のと統合を利用することができる。jBPMはJBoss(リンク)によるビジネス・プロセス・モデリングのフレームワークである。JtフレームワークはjBPMをサポートするためにjBPMアダプタ(リンク)を提供している。ユーザがグラフィカルにビジネス・プロセスをモデル化する手段であるプロセス・グラフを利用してフレームワーク・アプリケーションをモデリングすることができる。

プロジェクトのロードマップについて、Jt開発チームはJtWizardによる自動化とBPMとの統合について継続的に開発していく計画である。BPMのプロセス図(ビジネス・プロセス図)に簡単にフレームワーク・コンポーネントを追加できるようにすることが一つの目標である。もう一つのゴールはUMLダイヤグラムから直接アプリケーションを生成することができるように、UMLダイヤグラム、メッセージ・ベースのアプリケーション、そして実装に必要なコンポーネントを統合することである。

JtフレームワークはEclipse(リンク) IDE環境と統合可能で、あらゆるJ2EE互換のアプリケーション・サーバ上で実行可能である。プロジェクトはjava.
net(リンク)プロジェクトにホスティングされており、最新版がJtのWebサイトからダウンロード(リンク)できる。ユーザはオンライン・ドキュメントを読んだり(リンク)、e-mailアドレスとユーザ名を設定することでメーリング・リストの購読もできる。

原文はこちらです:   http://www.infoq.com/news/2008/08/jt-framework-2.6

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