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Flex Framework Mateの良い点、悪い点

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Mate(リンク)は、2008年6月AsFusion により作成されたタグベースのFlexフレームワークである。InfoQがそのリリースに対するFlexコミュニティの反応を報告(参考記事)してからの期間、 Flexデベロッパの間でMateは注目を集めている。今や多くの人が、 Cairngorm(リンク)やPureMVC(リンク)といった定評のあるフレームワークと比較すると、MateはFlex rich Internetアプリケーション(RIA)にどう適合するのかを疑問に思っている。

TechPerのJavaデベロッパであるPer Olesen氏が、Mateで分かった良い点、悪い点および嫌な点(リンク)をブログ上に掲載した。

Olesen氏によると、最もすばらしい点は以下のようである。

MateはFlexフレームワークであり、Flex apiに対するアクセスを隠したり、取り除いたりしないことを意味する。通常のFlexイベントを通信機構として使用し、Flex api全般に大きく依存している。Cairngormと共有しているが、PureMVCとはまったく対照的な位置づけである。

Mateは、依存性の注入(DI)を利用する。それはわたしが好きになってきたプログラミングパターンであり、Java開発の時は必ず使用する。

Mateを使用すれば、mxmlビュー定義が実に単純になり、ビューコード以外は何一つとしてない。これはMateがPureMVCと共有しているものであるが、Cairngormにはない。

概して、Olesen氏はMateを好んでおり、そのFlexの遺産を認めている。しかしながら、Mateに関してOlesen氏が好きではない点がいくつかある。「水面下であまりにも多くのマジックがおこなわれているような気がする。Mateには、EventMapと呼ばれるものがある。それはアプリケーションと接続するための場所である。EventMapはXMLですべておこなわれる。XMLにおけるプログラミングは、櫂なしに川の上流まですばやく到達させる。それが嫌いだ」と述べている。

嫌な点に関して、Olesen氏はMateコード内に早急に改善が必要な箇所があることを述べている。

ベネチアにあるRaptureのJohn Blanco氏はMateには「マジックが多すぎる」かどうかという点に関してOlesen氏に反対している。以下のように説明している。

Mateはフレームワークであり、それゆえどうにかして5分以内で理解できるようにすべきだという含蓄は、公平ではない気がする。

XMLでのコーディングが好きではないならば、HTTPServiceInvokerを使用する必要もない。自身のプロジェクトに基づいた、自分の選択次第である。MethodInvoker以外は何も使用せずに、CairngormのCommandおよびPureMVCのCommandおよびMediatorを簡単に模倣することができる。

しかしながら、Olesen氏は以下のように答えている。

EventMapはMateにおける重要部分であると同時に重要な概念である。フレームワークの大部分は、EventMapを軸としている。このための場所だと考えられる。これがフレームワークの意図である。Mateを使用しようと考えるのであれば、EventMapの概念も受け入れるべきである。それこそがMateの重要分野であり、必ず役に立つ。かもしれない。そうではなさそうだと思う。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/09/flex-mate-good-bad

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