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Microsoft ESB Guidance 2.0 CTP‏

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先週MicrosoftはESB Guidance 2.0 CTPをリリースした(リンク)

Microsoft ESB Guidanceはアーキテクチャガイダンス、パターン、プラクティスおよびBizTalk Server R2および.NET コンポーネントを提供し、Microsoft プラットフォーム上でEnterprise Service Bus (ESB)の開発を簡素化し、Microsoftの顧客が独自のメッセージングおよび統合ソリューションを拡張できるようにする。Microsoft ESB Guidanceは、メッセージベースのエンタープライズアプリケーションの構築を一層容易にする、疎結合のメッセージング環境をサポートし、実装する一 連の相互運用コンポーネントで構成されている。

Patterns & PracticesカンファレンスでのDmitri Ossipov氏によるプレゼン、Microsoft ESB Guidanceは以下の項目を提供している。

  • 疎結合メッセージング環境
  • レジストリ駆動のメッセージ経路指定
  • 経路に基づく処理
  • 論理集中型のメッセージングファブリック

顧客には、以下に挙げる利点がある。

  • 高い再使用率
  • 低い稼動コスト
  • 動的ビジネスの変革
  • ビジネス、サービスおよび例外メトリックのコレクションポイント

そのプレゼンの中で、Dmitri氏はESB Guidance v2.0 Core Engineのアーキテクチャを定義した。

Adlai Maschiach氏は、このアーキテクチャの主要なコンポーネント(リンク)を以下のように説明している。

  • Webサービス。これらは、経路処理、例外管理、エンドポイントおよびマップの解決、BizTalk操作、UDDI相互運用およびメッセージコンテンツの変換といった内部サービスを公開する。
  • 経路サービスおよび集中ストア。これらには、変換およびメッセージの配信を実行するためのエージェントが含まれる。ストアから経路を解決し、経路処理に関与するカスタムサービスを作成することができる。
  • 経路オンランプ。これらはSOAPまたは WCFを使用し、外部メッセージを受信する。エンドポイントおよびメタデータの動的解決用のMicrosoft ESB Guidance ResolverおよびAdapter Provider Frameworkを使用し、オンランプは経路SOAPヘッダーを公開し、経路処理を実行する。
  • オンランプ。これらはHTTP、JMS、WMQ、FTP、Flat FileおよびXMLのようなさまざまなフォーマットや転送の外部メッセージを受信する。それらはBizTalkの 典型的な受信場所であり、任意的にMicrosoft ESB GuidanceパイプラインコンポーネントおよびMicrosoft ESB Guidance Resolverおよびエンドポイントおよびメタデータを動的に解決するためのAdapter Provider Frameworkを使用する。
  • オフランプ。これらの実装は、SOAP、WCF、JMS、WMQ、FTP、HTTP、 Flat File、XMLのようなフォーマットや転送や他のカスタムフォーマットを使用し、メッセージ配信用のポートを送信する。それらはBizTalkの 典型的な送信場所であり、任意的にMicrosoft ESB GuidanceパイプラインコンポーネントおよびMicrosoft ESB Guidance Resolverおよびエンドポイントおよびメタデータを動的に解決するためのAdapter Provider Frameworkを使用する。
  • 例外管理フレームワーク。これには、例外Webサービス、例外管理APIおよびESB管理ポータルに対し例外処理の詳細を充実させ、処理し、受け渡すコンポーネントが含まれる。
  • ESB管理ポータル。これは、レジストリプロビジョニング、例外のメディエーション、アラートの通知および分析を提供する。

これは、Microsoft BizTalk Server 2009向けのMicrosoft ESB Guidance 2.0の最初のCTPリリースである。2007年の11月のリリース(参考記事)と比較すると、複数の修正および追加(リンク)を統合する。

新機能およびコンポーネントは、以下のとおりである。

  • 新たなサンプル。このバージョンは、以下の新たなサンプルを含む。
    • エンタープライズライブラリ4.0向けSSO構成プロバイダ
    • 複数Webサービス実行サンプル
    • 例外処理サービスサンプル
  • 新たなESB Webサービス。このバージョンは、以下の新たなESB Webサービスを含む。
    • 汎用経路サービス(経路ヘッダーは不要)
  • 新たな中心的な機能。このバージョンは、以下の新たな中心的な機能を含む。
    • Microsoft BizTalk Server 2009 (ベータ)との整合
    • ESB構成ツール
    • 集中型の経路ストア
    • 経路解決コンポーネント
    • 経路転送機能パイプラインコンポーネント
    • 経路選択機能コンポーネント
    • 経路設計機能
    • 集中型の構成は、Enterprise Library 4.0 Configuration Blockを使用する
    • 集中型のキャッシングは、Enterprise Library 4.0 Caching Blockを使用する
    • メッセージングおよびオーケストレーションの両方を使用した複数サービスの起動
    • 経路BAMトラッキング
    • 改善されたESBコアエンジンおよび経路実行

既存機能の修正は、以下のとおりである。

  • リゾルバーおよびアダプタープロバイダフレームワーク。このバージョンは、ディスパッチおよび変換クラスを統合し、ドキュメントスペックタイプを使用しディスパッチパイプラインコンポーネントでメッセージの経路一括指定をサポートする。
  • 経路キャッシングパイプラインコンポーネント。このバージョンは、Enterprise Library 4.0の構成可能なキャッシュ管理を使用する。
  • UDDIパブリッシャーユーティリティ。このバージョンは、パブリッシャー定義のキーを使用し、エンドポイントを公開することでUDDI3のみをサポートする。
  • 一般的なバグ修正。

このリリースに導入された新機能により、ESB市場におけるMicrosoftの地位がさらに強固なものとなった。

 

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/11/MicrosoftESBGuidance

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