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CSQ会員限定セミナー「SOAの今を語る」セミナー報告

| 作者: 長尾 達也 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2008年12月8日. 推定読書時間: 2 分 |

SOAが話題になって約4年の年月が経過した。以前はあれほど話題を独占していた「SOA」だが、最近は「SaaS」「Cloud」といった新しいキーワードに塗り替えられた感がある。SOAはもはや時代遅れなのだろうか?

去る12月5日(金)、コンポーネントスクエアの会員限定セミナーが「SOAの今を語る」と題して開催され、実際にSOAプロジェクトを実践してきた二人のエンジニアにより「日本流SOAの進め方」「アジャイル・BPM・SOA 3点セットで改革を」と題されたセッションが行われた。

最初に登壇した日立ソフトの北林氏は、業務上の課題をSOAで解決するというテーマに取り組み、社内で展開したSOAプロジェクトの事例について語った。企業全体のプロセスのうち、上流(入口)にあたる営業プロセスのSOA化から手を付け、エンドユーザを巻き込んだプロジェクト推進体制、ビジネスプロセスやサービスの設計方法など、実際のプロジェクトならではの工夫点を紹介した。

一方、日本のSOAエバンジェリストの一人である日本IBMの清水氏は、一部で言われているほどSOAは上手く行っていない!という話から講演を開始した。SOA導入の前提であるXMLスキーマの作成、WSDLサービスの作成、WS-IBP/BSPなどの基本技術の未成熟を指摘し、なぜSOAが他の国のように上手く行かないのかという側面に切り込んだ。SOAとBPMは切っても切れない関係であり、アジャイルプロセスの挑戦とも目的を同じくする。これらの技術は、アジャイルなビジネスプロセス改革を目的としており、既にBPMの世界ではプロセス変革の元になるプロセス評価の標準指標が出来上がっているという。自前のビジネスプロセスに固執し、すべてを独自開発し時間を掛ける日本のプロジェクトに警鐘を鳴らした。

二つのセッションの間には、JCP(Java Community Process)の議長である Patrick Curran氏が講演し、JCPが取り組んでいる標準化活動について紹介した。特にOSS(Open Source Software)が浸透してきている今日において標準化の意味するもの、SOA技術に対するJCPの関連などについて解説を行った。JCPの活動については、特にアジアからの参加が他の地域に比べ極端に少ないことを危惧しており、日本のエンジニアの積極的な参加を呼びかけた。ITに関する標準化が他国任せになっている状況は日本のエンジニアにとっても問題であり、こういった面からもInfoQ Japanは国内エンジニアをサポートしていきたい。

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