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実例駆動受け入れテスト

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テストは、開発において不可欠な部分だと考えられる。コードとテストケースは、アジャイルプロジェクトの重要な成果物だ。しかしながら、多くのアジャイルチームにおいてユニットテストと統合テストが受け入れテストよりも注目を集めている。Gojko Adzic氏(リンク)とLisa Crispin氏(リンク)が、開発の一環として効率的に受け入れテストを含めるアプローチを提案する。

Gojko氏は受け入れテストを支援する実例ライティングのワークショップ(リンク)を開催する必要性に注目した。彼によると、次のイテレーションを始める前に、チームは次のイテレーションで何をすべきか大まかなアイデアを持たなければならない。現在のイテレーションを乱すことなく、チームメンバの何人かは実例ライティングのワークショップに参加すべきだ。このワークショップでは、受け入れテストとして使える実例に注目する。Gojko氏によると、

ワークショップの目的は、次の2週間の作業の目的について、開発者、ビジネス関係者、テスターが共通の理解を深めることです。ワークショップで得られるさらに具体的な結果は、受け入れテストとして使える実例です。

...

実例は検討して書かれているので、矛盾やギャップはその段階で簡単に識別され、開発にしっかりとした基礎が築かれるでしょう。実例が十分にあり、作業を始められるほどすべてがはっきりしていることに参加したみんなが同意すると、このワークショップは終わります。その一方で、進行中のイテレーションでは、そのイテレーションのための受け入れテストを継続的に単純化し、より一層整理すべきです。

Lisa Crispin氏(リンク)は、また、受け入れテストを定義する時の実例の重要性に注目した(リンク)。しかしながら、彼女はあまりにも詳細にこだわることは逆効果だと警告する。Lisa氏によると、彼女のテスト戦略は以下のように機能する(リンク)

  1. プロダクトオーナーと満足の度合いによってプレビューミーティングを行う - 質問し、例を上げ、大きなストーリーを小さく分ける
  2. イテレーション計画
  3. ハイレベルの受け入れテストと、テストデータやより多くの実例を手に入れるような準備のための他のタスク
  4. 詳細なテストケース
  5. 自動FitNesseテストを書く (開発を導くビジネス向けのテスト)
  6. 調査テスト、自動GUIスモークテスト

ステップ4-6は各ユーザーストーリーで行う。

このように、受け入れテストは各イテレーションにおいて開発に不可欠な部分であるべきだ。重要なことは、事前にビジネスと開発チームを巻き込み、役に立つ受け入れテストを作成するために十分な実例を持つことにある。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/01/acceptance-testing

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