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オーバーコミット対オーバーデリバリ

| 作者: Vikas Hazrati フォローする 0 人のフォロワー , 翻訳者 沼田 暁子 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2009年1月21日. 推定読書時間: 4 分 |

スプリント計画の主要な目的は、スプリントの終わりまでに「何をデリバリするつもりか」をコミットすることである。一度コミットされると、チームは目標を達成するために一丸となって働く。スクラムマスタは、チームのスピードを落とすであろう、あらゆる障害を取り除く。理想を言えば、チームはコミットしたことを守らなければならないが、もしチームが絶えずオーバーコミットしているか、あるいはオーバーデリバリしている場合は、心配の種がある。

オーバーコミットは、チームがデリバリできないことを示している。チームは自分達がデリバリ可能な量よりも多くの作業をコミットしており、結局はコミットしたことができないことを意味している。絶えずオーバーコミットしていることは、チームが自分たちのスピードをわかっていないか、あるいは外的要因によってチームがオーバーコミットするように駆り立てられていることを示しているだろう。

Scrum Developmentグループでの議論で、Dave Milner氏は次のように述べている(リンク)

この種の経営陣による干渉(すなわちスプリントのすべてのタスクを終了させることを「コミット」するように要求すること)は、この状況を拡大するだけです。オーバーコミットからアンダーコミットへの影響は極端になるでしょう。

オーバーコミットは、失敗やチームのモラルの低下を引き起こす。Jeff Heinen氏は次のように述べている(リンク)

スプリントを開始したチームは、自分たちが引き受けた全てのことを達成できる見込みがないことを知っているので、実際にはコミットしていません。彼らは目標を達成するために自己組織化されてはおらず、むしろ慌てて出来るだけたくさんのことを詰め込もうとしています。

Ken Schwaber氏は、オーバーコミットはとても怪しい(リンク)と述べている。

3回目のスプリントの後でオーバーコミットしたチームは、自分たちを管理していない疑いがあります。きっと彼らには自分たちが更新している正確なスプリントバックログはなく、彼らがどのようにスプリントの目標を達成するかを毎日のデイリースクラムで検討しているのを耳にすることはないでしょう。

他方、オーバーデリバリは、チームがコミットできないことを示している。よいことのように思われるかもしれないが、もしチームが絶えずオーバーデリバリしているのであれば、彼らがアンダーコミットしていることを意味している。Jim Schiel氏は次のように述べている(リンク)

みなさんのチームがスプリントの間にどれくらいコミットしたいと考えるかは、予定されていた結果の全てに到達しないことにチームがどれだけ慣れているかをはじめ、いろいろなことに依存するでしょう。多くのスクラムのチームは、故意にアンダーコミットするものです。なぜなら彼らは、前述のとおり、自分たちが目標を達成できないことを批判的に見る環境で働いている(あるいは働いていると思っている)からです。

Jim 氏は、オーバーデリバリを解決する方法は、達成可能で積極的なコミットを促進し、結果に至らなかったことでチームが罰を受けることのない環境をチームに提供することである、と述べている。彼の意見では、チームはスプリント計画のあいだ積極的にコミットし、チームのパフォーマンスを改善するため対策をとり続けるように奨励されなければならない。

さまざまなフォーラムに参加している大部分のアジャイリスト達は、コミットはチームに委ねられるべきであるし、どんな外的影響も受けてはならないと考えている。Alistair Cockburn氏(リンク)は、ひとたび選択がチームに任されると、彼らの意欲を起こさせるものを決めるのはチームの個人的な好みである、と言い添え、 興味深い例を示した(リンク)

私はほぼ連続して、2つのチームを訪ねました。チームの1つが言ったのは、私たちは自分たちができると言ったすべてのことをデリバリすると嬉しく思います。自分たちが成し遂げることのできる以上のものが常にリストにあると、やる気がそがれます.... 。そして次のチームはこう言いました。私たちは自分たちがやり遂げられる以上のことがリストにあるほうが好きです。その場合、次に何をするかを心配する必要はありません - 常にピックアップされるのを待っているものがあるのです。

このように、オーバーコミットもオーバーデリバリも両方とも好ましくないように思われるが、詰まるところチームが何に満足するかということである。Ron Jeffries氏の言葉によれば、

私の意見では、あなたの問題は生産性ではありません。予測可能性です。

もし予測可能性が、チームが習得しようと努めている本質的な特徴のひとつであれば、オーバーコミットとオーバーデリバリの間の紙一重のところを進む必要がある。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/01/over-commitment-over-delivery

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