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要件が二番目、では一番目は何か?

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Allan Kelly氏がAgile Journalの今月号の記事にRequirements Come Second(リンク)を発表した。この記事で、彼は2007年秋発行のMIT Sloan Management Reviewに掲載されたAvoiding the Alignment Trap(リンク)を引用し、IT企業において、準備を整え、技術的に要求に合うようになる前にビジネスとITの連携を重点的に扱う場合、それらの企業は無残にも失敗することを基本的に述べている。

 

Allan氏は、通常は問題を解決する2つの主な要因があると最初に言った。それは、物事を正しくすること (技術的能力) と正しいことをすること (問題を正しく理解すること) だ。彼は次のように述べている。

マネジメントトレーニング中、多くのマネージャは物事を正しくするよりも正しいことをする重要性を教えられます。これは良いアドバイスですが、問題のあるITグループでは状況を悪くする可能性があります。

:彼は、それから、Avoiding the Alignment Trap(リンク)のデータを提示する。

Bain & Company[2]の調査によると、IT組織全体の76%という驚くべき割合で、IT組織は自分たちのすることが効率的でないか、ビジネスのニーズに合っていないことを示しています。「物事を正しくすること」と「正しいことをすること」としてこれら2つの基準が考えられます。
 

Allan氏は、それから、もともとアジャイルソフトウェア開発は、「物事を正しくすること」に実際に注目してきたと語った。
 

もともとアジャイルは、開発チームの有効性を改善します。アジャイルは要件を無視しないものの、大抵のアジャイルプロセスの目的は有効性を改善することです。有効性をうまく改善することによって、チームは「メンテナンスゾーン」からBain社が「極めて順調」と分類したところに移動できるでしょう。もっと効率的になることによって、企業は物事を正しくしますが、必ずしも正しいことをするわけではありません。
 

それでも、「極めて順調な」ITの利益は素晴らしいものです。このカテゴリの8%の企業が、売上高が年間11%増える一方で、IT費が15%平均以下であることを以下に示します。

 

これは、なぜ私たちがコミュニティとしてそれほど成功してきたか、(おそらく) なぜ今「次は何か?」に注目し、The Whole Enchilada(参考記事・英語) (アジャイルにすべてを導入する) に関する話があるのかを説明するひとつの方法だ。アジャイルコミュニティは「物事を正しくすること」をうまくやってきて、今度は「正しいことをすること」に注目している。全てをすることやビジネスの連携を「極めて順調な」ITと手に手をとってやってくるように強いることに関する意見は、興味深い提案だ。

 

Allan氏は、それから、連携の罠を示した:

 

しかし、要件はどうだろうか? 「極めて順調な」方へ動くことによって、ビジネスで必要なことを実現するための必要性に対処するのではありません。もし、代わりに、私たちがマネージャの直感に従ったらどうでしょうか? もし、物事を正しくする前に、私たちが連携を改善し、正しいことをすることに注目したらどうでしょうか?
これはまだましではないでしょうか?

 

答えは、Noです。Bain社は、このような企業グループを「連携の罠」と呼びます。彼らがビジネスの必要性とさらに連携しても、有効性は悪いままです。これらの企業は、13%IT費が高く、もっと困ったことに、「メンテナンスゾーン」の企業よりも速く、年間14%売上高が減少していることが分かります。これにより、十分に正しいことをしなければ、ひどく悪い場所になることが分かります。この11%の企業は、最悪の場所にいます。
 

 

これは、私たちが次にどこに行こうか決めながら、アジャイルコミュニティの現在の状況を考える別の方法だ。Allan氏の要約は、このニュースの投稿をうまくまとめている。

 

従って、メッセージははっきりしています。: アジャイルを導入する第一ステップは、配達マシーンを修理することです。開発グループの有効性を改善しなさい。

 

.有効性を改善しながら、「どのように」から「何を」にフォーカスを切り替えられます。ここで要求される変化は、どちらかといえば到達するのがずっと難しいものです。そして、ずっと長持ちします。
 

 

アジャイル手法を始めるために、要件とビジネス連携について言うことは比較的わずかです。現在のアジャイル手法は、主に開発とプロジェクト管理のプラクティスに注目します。さらに多くの企業がアジャイルを導入し、調子が良くなるにつれて、要件の発見とビジネスの連携に新たに注目することが見られるよう期待しましょう。

 

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/02/alignment-trap

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