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Adobe Flexでのモデル駆動開発

原文(投稿日:2009/6/21)へのリンク

Adobeが発表したAdlbe LiveCycle Data Services 3(LCDS)はFlexを中心とするエコシステムのさらなる前進となった。LCDSは、Adobeのオープンソースデータサービス製品であるBlaze Data Servicesを含む(兄貴分)製品だ。LCDSは早くから先進的なデータ管理およびメッセージングの機能を備え、エンタープライズレベルのFlexアプリケーションを開発する際によく用いられてきた。

AdobeのDamon Cooper氏のブログでは今回のリリースについてこう述べている。

このパブリックプレビューはLiveCycle Data Servicesエンジニアリングチームの(今現在)約16ヶ月にわたる仕事の成果です。完成版までにはまだやることがありますが、今の段階でも変化をもたらす新技術についてみなさんが知ることはできると考え、リリースすることでコミュニティからフィードバックを得るべきではないかと思ったのです。

今回リリースされたLCDSで一番変化をもたらし一番関心を集めるのは、モデル駆動による開発およびデプロイをサポートする諸機能だ。LCDSのプロダクトマネージャであるAnil Channappa氏新しいモデリング機能について記事を書いている。

AdobeはFiberというコードネームの新しい技術を開発しました。これはモデル駆動開発をFlexディベロッパにもたらすものです。Fiberを使うことで、ディベロッパはアプリケーションモデルを作ることから始めて、そこからFlexユーザインターフェースやサーバビジネスロジックへと進むように作業できます。Flash Builder 4とLiveCycle Data Services 3を使ったFlexアプリケーションは、より簡単かつ早く開発できます。

LiveCycle Data Services 3のベータバージョンがFiberモデルランタイムも提供するので、モデルを基にできたデータには永続化機能も標準で備わります。Fiberはデータ管理の機能を内側に持っており、ディベロッパは独自の機構を作ったり複雑なLiveCycle Data Servicesの設定をおこなったりする必要がありません。Java(サーバサイド)やFlexコードを一切書かなくても、今まで以上にアプリケーションのスケルトンやプロトタイプを作ることができるようになるでしょう。

新しいモデリング機能は、全体を通じて連動するシステムをディベロッパに提供する。それにはアプリケーションを作成するのに欠かせないツールも含まれ、特に重要となるのがFlash Builder 4 IDE用のLCDSプラグインだ。最近ベータ版となったこのプラグインでは、クライアントサイドのFlexアプリケーションを作るためのモデル作成機能と強力なサービス連携機能が加わっている。LCDSには他にも信頼性のある通信およびデータスロットリング(通信量の制御)といった新機能が含まれている。今回リリースされたLCDSの詳細についてはAnil Channappa氏の記事を参照いただきたい。また新しい機能についての動画(Fiber編LCDS編がある)がAdobeから公開されている。

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