BT

マネジメントはどうやってアジャイル開発に貢献するか

| 作者: Mark Levison フォローする 0 人のフォロワー , 翻訳者 徳武 聡 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2009年8月17日. 推定読書時間: 4 分 |

原文(投稿日:2009/8/14)へのリンク

Manager with TieAccunote社の新しいCOOに任命されたMark Balabanian氏は、マネージャがScrumチームを支援するにはどうしたらいいのか、と問いかけている。これまでScrumチームと仕事をしたとき、彼はScrumは開発者をマネジメントから保護するための道具にすぎず、マネジメントが開発者チームと同じ土台の上で関係を持つことを強いるものだと考えていた。今、彼はKen Schwaber氏とMike Beedle氏の共著“Agile Software Development with Scrum”を読んでScrumに対する理解を改めた。しかし、この本はマネジメントの役割については詳細に触れておらず、Mark氏はどのようにすべきか迷っていた。

Cory Foy氏は マネジメントがチームに対して2つの重要な点で貢献できる、と示唆している。それは、ビジョンと組織上な支援(例えば障害物を取り除くこと)だ。まず始めに、Cory氏はトヨタのチーフエンジニア(詳細は次の本を参照: The Toyota Product Development System)の役割を参考にしてはどうかと提案する。Cory氏は、チーフエンジニアは”ビジョンと戦略を持ち、この2つを日々の日常業務の中の概念へと変換するための十分な知識”を持っていると考えている。 すべての製品やプロジェクトをビジョンとゴールへと導く能力のある人物。このような人物として振る舞うためのモデルとして氏が出会ったのは Process/Purposeモデルだ。

このモデルのそれぞれの特徴は、市場の区分とミッションクリティカルの度合いによって格付けされます。重要な活動はとても少ないですが、右上の第1象限に落ち着くでしょう。それは、基本的には野外の広告板に載せるような活動です。そして経営層から見れば、組織が正しく働き正しいときに正しい価値を生み出すことを保証する役割を誰かが担う必要があります。

Peter Stevens氏は Cory氏の考えをマネジメントのための3つの要点にまとめ、自身の独自の考えも付け加えている。

  • 部門や会社全体のビジョンや焦点、方向性を提示すること
  • 生産的な環境を作り、障害物を取り除くこと
  • 素晴らしい文化を作り出すこと – 例えば次のような美点を含む:  誠実さ、公開性、勇気、信頼と財務的責任
  • 自己認識 (これは誠実さと関係があるような気がします。)

トップマネージャの中には、立派な年長者で、自身の専門分野について豊富な経験と深い理解を持っている者もいます。このようなことがチーフエンジニアという役割について、トヨタが考慮していたことだと思います。一方で、漫画「ディルバート」に出てくる間抜けな上司そっくりに、うろうろしては意義のある介入よりも混乱を引き起こしやすい者もいます。

John Galvin氏もいくつか助言している。

  • Agileは開発だけではなく、組織全体に関係します。開発チームがAgileの手法を採用するとき、マネジメントもAgileに仕事をしなければ、開発チームを邪魔してしまうでしょう。
  • Agileに手法を使うには、公開性や誠実さの観点から、組織全体にまたがって大きく文化を変えなければなりません。この変化に伴う作業を甘く見積もってはなりません。
  • Agileの手法を使う人材が、査定やキャリアパスなどを扱うための新しい方法を必要とすることに、すべての部門が影響を受けるでしょう。

最後に、“Agileに置けるマネージャの役割”という記事の中で、Lyssa Adkins氏とMichael氏がAgileチームのマネージャのための診断項目を挙げている。

  • あなた自身が媒介となって組織を変え、始めに価値提供の文化を整理することで、agileの価値を支援していますか。
  • agileチームのために組織上にある重大な障害を取り除いていますか。自分自身の役割が、マネージャというよりコーチやリーダーであることを自覚していますか。
  • チームの提供する価値を最大化するためにリソースを効率的に分配することができますか。リソースを利用すること自体を競い合っていませんか。
  • 評価の仕組みはチームが最高のパフォーマンスを挙げるのを支援していますか。個人とチームの双方の貢献が公正に評価されていますか。
  • メトリックスを使っていますか。これはチームが自分たちのパフォーマンスを改善するのを助けるためと、提供する価値を改善するためにシニアリーターが下す決断を支援するために使います。
  • プロジェクトのポートフォリオを定期的に見直して、チームの提供する価値に基づいて意思決定をしていますか。スケジュールや予算に基づいて意思決定をしていませんか。
  • 社内の関係者が足手まといにならずに、agileチームと協調できるような効率的なプロセスを作っていますか。
  • サプライヤはどのようにしてagileの手法を使うことを応援してくれますか。アウトソース先はagileチームを助けてくれますか。それとも邪魔していますか。

あなたはMark氏にどんなアドバイスをするだろうか。

関連するInfoQの記事: アジャイル組織の管理者の役割は何か?(日本語), Mary Poppendieck氏、ソフトウエア開発におけるリーダーシップを語る(英語), Scrumのマネージャ(英語) そして協同的リーダーシップと協同的マネジメント(英語)

この記事に星をつける

おすすめ度
スタイル

こんにちは

コメントするには InfoQアカウントの登録 または が必要です。InfoQ に登録するとさまざまなことができます。

アカウント登録をしてInfoQをお楽しみください。

あなたの意見をお聞かせください。

HTML: a,b,br,blockquote,i,li,pre,u,ul,p

このスレッドのメッセージについてEmailでリプライする
コミュニティコメント

HTML: a,b,br,blockquote,i,li,pre,u,ul,p

このスレッドのメッセージについてEmailでリプライする

HTML: a,b,br,blockquote,i,li,pre,u,ul,p

このスレッドのメッセージについてEmailでリプライする

ディスカッション

InfoQにログインし新機能を利用する


パスワードを忘れた方はこちらへ

Follow

お気に入りのトピックや著者をフォローする

業界やサイト内で一番重要な見出しを閲覧する

Like

より多いシグナル、より少ないノイズ

お気に入りのトピックと著者を選択して自分のフィードを作る

Notifications

最新情報をすぐ手に入れるようにしよう

通知設定をして、お気に入りコンテンツを見逃さないようにしよう!

BT