マイクロソフトは、MapPoint 2009 Add-In for SQL Server 2008空間データを無料で公開した。このアドインは、SQL Server 2008空間データに対してクエリを行い、地図画像を作成することができる。このアドインを使用するためには、SQL Server 2008とMapPoint北アメリカ、または、MapPointヨーロッパが必要である。どちらもMapPointの無料体験版が提供されている。
MapPointアドインは、現在ダウンロード可能になっており、マイクロソフトは、入門用のWebcastを提供している。
MapPointは、マイクロソフトが提供する「地図、人口統計、地理的なデータをビジネスソリューションに統合する」業務用の地図アプリケーションである。MapPointアドインは、エンタープライズレベルソリューションとは競合するように設計されておらず、「エントリーレベルの地図ソリューション」であると説明されている。
MapPointアドインは、すでにマイクロソフトスタックを使用している開発チームに取って魅力的な機能を持つ。
- MapPointデータは、ローカルに保持できるため、ネットワーク接続なしに地図を利用することができる。
- SQL Serverがなくてもデータを保存して後から使うことができる。
- SQL Server 2008の空間データ型をネイティブに理解することができる。
- ESRIとMIFファイルのインポートをサポートする。
すでに異なるエンタープライズ地図ソリューションを使用している組織にとって、MapPointアドインは、迅速にSQL Server 2008空間データを可視化する以上の価値をほとんど提供しない。