エンバカデロ・テクノロジーズは設計/モデリングソリューションであるER/Studio Enterprise 8.5の英語版を10月20日に、日本語版を12月に発売する事を発表した。
ER/Studioは2000年より日本語バージョンが提要されているデータモデリングツールであり、今回発表された最新バージョンのER/Studio Enterprise 8.5 はビジネスプロセス、データモデル、アプリケーションモデリング、レポート機能が統合されたモデリングツールとして提供される事になる。
InfoQ Japanではエンバカデロのシニアプロダクトマネージャー、Greg Nerpoun氏及び日本法人代表の藤井氏と話す機会を得てER/Studio Enterprise 8.5の特徴を聞いた。
ER/Studio Enterprise 8.5で強化された機能は以下の通りである。
- プロセス、概念、物理、論理をセキュアな環境での統合管理
- UML2.0のサポート
- Portalを活用したコラボレーション/コミュニケーションサポートの強化
- 最新DBMSのサポート
- リポジトリパフォーマンスの向上
Greg Nerpouni氏によると、エンバカデロはコードギアとの事業統合によりUnicodeのサポートなどグローバルサポートが大幅に強化された。今回発表のER/StuidoでもData Architect及びRepositoryがフルローカライズされており、また他の製品においても英語表示ではあるが多国語環境をサポートしてきている。今後さらにローカライズを進める事で日本及び各国のエンジニアへのサポートを強化していきたいと語った。
また藤井氏はER/Studioの活用範囲について、ER/Studioのリバース機能を通して既存資産のモデル生成-分析しながらより良い設計へと成長させる事ができる。新規での利用だけではなく既存資産活用ツールとしてもER/Studioの有効性を認識して欲しいと述べた。