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IBM WebSphereがRESTを採用

原文(投稿日:2009/12/01)へのリンク

「先週の木曜日に私はIBMのConnect09アナリスト・カンファレンスのまとめをしようと苦闘していると言ったけれど、実際のところ今も苦闘しているんです」RedMonkの業界アナリストであるJames Governor氏は、 AIM (Application Integration and Middleware)のジェネラルマネージャであるCraig Hayman氏のConnect09アナリスト・カンファレンスでの「Federated Connectivity  – Smarter Integration Across and Beyond The Enterprise」というタイトルのセッションについて語りながら、そのように言った。彼は次のように述べた。

そのセッションが何について扱うのか実際のところわかりませんでした。しかし、クラウドとBig SOA関連のなにかだろうと期待していました。席に着き、普段どおり流れていくように見えるプレゼンテーションを聞いていました。「私たちは、あなた方にSOAに取り組むように話してきました。しかしあなた方は、ESBを使ったポイント・トゥ・ポイントのインテグレーションをおこなって、SOAの利点を享受できないと不平をこぼしているのです。ですので、私たちは、あなた方のアーキテクチャ上の選択のまずさがそれほど問題にならないような製品を提供しなければならないのです。」 […]突然、私はCraig氏がとても革新的なことを語っていることに気がついたのです。RESTスタイルの開発とインテグレーションはSOAの世界の一部であり、AIMは製品のなかでRESTのサポートを広げようとしているのです。

 

James氏は、WS-*スタックがSOAの採用を妨げていると主張する。

SOAはエンタープライズ・アーキテクチャに関するものであり、それ自体は価値のあるものです。アーキテクチャ、統制、自由。ある種の人がCorbaのように動作することを望むWebサービスの標準の一部は、死にかけていますが、SOA自体は本当に健全な状態なのです。

 

そしてIBMのRESTful SOAへの現実的な転換とアプリケーション・インテグレーションとミドルウェアでのツールサポートに言及し、それらの取り組みによって顧客が物事を成し遂げやすくなり、製品の導入を増加させると語っている。

新しいService Federation Management製品は、Big SOAのWS-*スタイルのインテグレーションを基盤としていません。それとは逆に、使いやすく、ポイント・トゥ・ポイントのインテグレーションをよりプログラム的に行えるように設計されているのです。 […]あなたは、IBMがこの製品のことをSOAサービスを管理するツールであるWebSphere Service Registry and Repository (WSRR)と呼んできたことをご存じだと思います。初期はUDDIの実装でしたが、今日においてはATOMをベースとして、より多くのメタデータをもち、WS-*特有のアプローチを減らしたものになっています。IBMは柔軟で、よりモダンなアプローチを採用してWSRRを設計し、実際にそのようなものになっています。

AIMの戦略から、IBMが短期的にどこに進もうとしているのかを垣間見ることができる。ほとんどのIBMの顧客が、Web指向アーキテクチャを採用する段階まではきていないが、IBMが彼らを開発とインテグレーションの新しい波に対して準備できるようにするまで、それほど時間がかからないとJames氏はみている。IBMの製品ラインから、その事実を示しているいくつか例を挙げて、次のように述べた。

たとえば、私はWebSphereのsalesforce.comインテグレーションのデモに魅力を感じています。この投稿はWebSphereに関するものですが、Rational Refactoringに関してもふれるべきだろうし、JazzはRESTfulな基盤にもとづいています。IBMがRationalとWebSphere、Tivoliの成果物とモデルを統合できている理由のひとつとして、アプルケーション・ステートのエンジンとしてのハイパーメディアという近年導入された基盤があげられます。Lotus mashup stuffはもちろんREST指向です。

これは、SOAを正しく行うための正しい道のりへの第一歩だが、企業に価値とROIを提供するものでもある。James氏が述べたようにSOAはエンタープライズ・アーキテクチャに関するものであり、それは価値のあるもので、アーキテクチャ、統制、自由といったものだ。James氏のオリジナルの投稿を読んで、カンファレンスとIBMのインテグレーション製品に関してさらなる知識を得よう。

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