Markdown Sharpは、当初はMarkdown.NETと呼ばれており、Stack Overflowによってオープンソース化されたMarkdownテキストプロセッサのC#による実装である。
MarkdownはJohn Gruber氏がPerlで作成し、2004年にBSD license下でリリースされた、テキストをHTMLに変換するツールである。Markdownは、数ある軽量マークアップ言語(AsciiDoc、BBCode、Textile、など)の一つであり、Stack OverflowのようなWebサイトで採用されて牽引されてきた。
Markdownは、Perlで作られたオリジナルの他に次のような実装が存在している。PHP Markdown、Markdown.NET、Showdown/JavaScript、Discount/C、RDiscount/Ruby。Stack Overflowは、クライアントサイドではMarkdownのJavaScript実装であるWMD、サーバーサイドではMarkdown.NETを採用している。WMDは、最初からオープンソースであり、AttackLabsのJohn Fraser氏によって書かれたオリジナルのWDM/JavaScriptをリバースエンジニアリングしたものである。サーバサイドのC#による実装は、最近オープンソースのMarkdown Sharpとして、以下のいくつかの改良、バグフィックス、追加と共にリリースされた。
- 関連リンク、ドキュメント、関連リンクが含まれる
- MDTest 1.1テストスイートを追加
- シンプルテストスイートを追加
- NUnitとコンソールで実行可能なテストの両方
- Markdownサンプルの、短、中、長サンプルの一般的なベンチマーク
- リファクタとプロファイルで2~5倍以上のパフォーマンス
- Stack Overflowの仕様変更(厳密なインタリック、ボールドなど)が設定可能になり、オン・オフを切り替えられる
Markdownは、後からHTMLに変換できるHTMLよりシンプルなマークアップ言語を使いたい書き手に便利だ。Webサイトは、ユーザーにプレーンテキストでコメントを入力させて、発行時にHTMLに変換するためにもこれを使うことができる。