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Media Annotations Working Groupがドラフトを公開

| 作者: Brian Sletten フォローする 0 人のフォロワー , 翻訳者 笹井 崇司 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2010年4月4日. 推定読書時間: 4 分 |

原文(投稿日:2010/03/30)へのリンク

最近、W3C Media Annotations Working GroupはOntology for Media Resource 1.0API for Media Resource 1.0のドラフトを公開した。また、プロジェクトの意図を反映させるために、そのUse Casesドキュメントも更新した。

このWorking Groupの基本的な狙いは、Webにおけるメディアコンテンツの爆発に対処するためのAPIとドメインモデルを策定することだ。インターネットにいる全員が使っているオーディオとビデオの単一のフォーマットセットはないし、これからもないだろう。そのため、コンテンツを表現して、異なるフォーマットの別のコンテンツにつなげるための仕組みを構築する必要があるのではないかと彼らは考えた。セマンティックWeb技術の力を活用して、彼らは次のようなことを実現したいと考えている。

  • メディアのメタデータを共通の形式で取り出す。たとえ別のフォーマットで別に格納されていても。
  • ソースフォーマットによってサポートされているメタデータ間のマッピングを定義する。
  • メディアリソースに関するユーザ指定のメタデータを管理する(例えば、レビュー、レーティング、タグ付け)。
  • 各種ソースからの構造化されたアノテーションを処理する。

ドラフトでは、25の異なるフォーマットをサポートしており、Cable LabsのVideo-On-Demandフォーマット、Dublin Coreメタデータ、デジタルカメラのEXIF(exchangeable image file format)、Digital BazaarのVideoメタデータMPEG ID3タグQuickTimeAdobeのXMPYouTubeのData APIプロトコルなどが含まれている。

オントロジーはDublin Coreなどよく知られている語彙にある用語をたくさん再利用しているが、重要な概念については自身の用語で定義したいと彼らは考えた。ドラフトでは、こうした用語を定義するだけでなく、ネイティブフォーマットのメタデータやアノテーションへの一方向マッピングも規定している。

プロパティには次のような用語が含まれている。

名前 説明
ma:identifier リソースのURI
ma:title リソースのタイトル
ma:language リソースで使われている言語(BCP 47
ma:locator コンテンツに関連するURL
ma:creator コンテンツの主たる著者
ma:contributor コンテンツへの貢献者
ma:location リソースが撮影、記録された場所
ma:createDate 作成日時
ma:keyword コンテンツに関連するタグ
ma:description リソースの簡潔な説明文
ma:genre リソースに関連するジャンル(EBUを推奨)
ma:copyright リソースに関連する著作権の記述
ma:publisher コンテンツ発行に責任のある個人もしくは組織
ma:compression 使われている圧縮コーデック
ma:duration 時間(秒)
ma:samplingrate オーディオサンプリングレート(sps)
ma:framerate ビデオフレームレート(fps)
ma:bitrate 平均ビットレート(kpbs)

すべてのプロパティがすべてのフォーマットにマッピングしているわけではないが、重なりがあるところでは、異なるコンテンツの類似性をうまく扱うことができ、人々がこうしたファイルを見つけて表現するのがもっと簡単になるはずだ。例えば、"ma:creator"プロパティは、QuickTimeの"com.apple.quicktime.author"プロパティ、Dublin Coreの"dc:creator"、YouTube Data APIの"media:credit@role"にマッピングしている。各種プロパティには微妙に意味の違いがあるため、現在のところ、異なるフォーマットをマッピングすることはできず、共通の用語にマッピングしているだけだ。

定義されているAPIは、これらのマッピングをうまく使ってコンテンツとのやり取りに関する共通のプログラミングモデルを提供することにより、フォーマット固有のコードを不要にすることを目的としている。以下に図示された2つのシナリオからわかるように、このAPIはクライアントサイドかサーバサイドにあるコードで使うことができる。

Scenarios for the Media Annotation Working Group Specifications

原典: http://www.w3.org/TR/2010/WD-mediaont-api-1.0-20100309/API_options.png

これに加えて、Working Groupによって仕様に含めるか検討されている追加要素の候補がいくつかある。

この仕様はまだまだ未完成ではあるが、こうしたメディアフォーマット間、そして、潜在的に別のメディアフォーマット間の共通性をうまく扱えるような、有用な抽象化と動作するコードを生み出せる見込みがある。

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