NHibernate関連で最近、NHibernate 3.0.0α1、NHibernate 3.0をサポートするNHibernate Profiler、HQL Language Service for Visual Studioなどが開発されている。
Scott Hanselman氏によるインタビューの際にJason Dentler氏(Packt Publishingから出版予定のNHibernate 3 Cookbookの著者)が語ったところによると、NHibernate 3.0α1は“堅牢”に仕上がっているとのことだ。Dentler氏は、アルファリリースであってもすでに製品に組み込んで利用できるほどだと述べている。
NHibernateチームはアルファリリースの一部として、コードトランク内の新機能をリリースした。これらの機能はNHibernateを利用する上で必須ではないものの、触れておく価値がある。NHibernate 3.0では.NET Framework 3.5がサポートされ、LINQやラムダを使うこともできるようになった。Dentler氏によれば、NHibernateは300の単体テストを通ったLINQプロバイダを備えているようだ。
バグフィックスの他に、NHibernate 3.0には次のような多くの新機能が含まれる。
- [NH-429] - カラムのレイジーロード
- [NH-1922] - DetachedCriteriaとIStatelessSessionとの連携
- [NH-1978] - 生成されたSQLに別名を付ける機能の追加
- [NH-2152] - QueryOverでnullとの等式は(x is null or x == value)を生成すべき
新機能の追加は完了しており、今年の終わり頃、おそらく11月には正式にリリースされるだろう。
NHibernate ProfilerはHibernating Rhinosによってメンテナンスされている、NHibernateとは別の商用プロジェクトである。NHibernate ProfilerはNHibernateの使用状況、特に生成されたSQLを分析するデバッグツールで、NHibernate 3をサポートするように更新される予定だ。
HQL Language Service for Visual StudioはJosé F. Romaniello氏によって開発されている新たなVisual Studioのアドインで、Hibernate Query Language (HQL)のシンタックスハイライトやシンタックスチェック、部分的なインテリセンスサポートの機能を提供する。