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Windows Azureの新しいPHPツール

原文(投稿日:2010/09/23)へのリンク

マイクロソフトは、9月19日~21日の間開催されたOpen Source Indiaカンファレンスにおいて、新しいツールであるWindows Azure CompanionWindows Azure Tools for Eclipse for PHPWindows Azure Command-line Tools for PHPのアップデート、そしてWindows Azure SDK for PHPバージョン 2といった、Windows Azure上にアプリケーションを配置することに興味のあるPHP開発者とWeb管理者を対象にしたツールを発表した。

他が更新や前のバージョンのツールやSDKの新しいバージョンであるが、唯一Windows Azure Companionだけは、完全に新しいツールである。Windows Azure Companionは、Azure上のPHPプラットフォームコンポーネント(PHPランタイム、拡張)または、PHP Webアプリケーションとして使用することができる。

Windows Azure Companionは、名前とWebアプリケーションを実行するために必要なURLを含む構成ファイルとして、ATOMフィードを使用する。マイクロソフトの相互運用戦略の主席アーキテクトであるVijay Rajagopalan氏は、CompanionはPHPを対象とした初期バージョンであるが、Azure上で動作するあらゆるオープンソースコンポーネントまたは、アプリケーションをデプロイするように拡張することができる。Rajagopalan氏は、Azure上のPHP以外のWebアプリケーションのインストールについては言及していないが、Companionを使用してフィードを編集することで実現できるように見える。

Windows Azure for Eclipse for PHP September CTPでは、2010年6月にリリースされたWindows Azure SDK 1.2の最新拡張をサポートし、11月の最終リリースの準備ができるようにEclipseプラグインが更新された。新しい機能は、以下の通り。

  • SSL証明書を使用してHTTPエンドポイント上のPHPアプリケーションをホストする
  • PHPエディタにおけるWindows Azureのコードテンプレート
  • Windows Azure診断サポート
  • オープンソースのAppFabric SDK for PHP Developersとの統合
  • WorkerロールとしてPHPスクリプトの実行をサポート
  • 複数のWebロールとWorkerロールのサポート
  • SQL CRUD Application Wizard for PHPとの統合
  • プロジェクト変換の向上
  • アプリケーションの開発管理
  • Webロールにおけるphp.iniとPHPフォルダの公開
  • Windows Azure Drive for PHP developersのサポート
  • ソリューションエクスプローラにおけるアカウント名の利用
  • Windows Azure上でMySQLデータベースを実行するためのWorkRole for MySQL

Windows Azure Command-line Tools for PHPは、管理者にコマンドラインインターフェイスを使用したパッケージとAzure上のPHPアプリケーションの配置を有効にする。9月のCPTでは、WebとWorkerロールのサポートを追加した。このツールは、Companionで示されているすべての開発シナリオをカバーしている訳ではない。

Windows Azure SDK for PHPは、開発者のAzureサービス(Blob, Table, Queue)への対応をてこ入れする。バージョン2.0における新しい機能のいくつかは以下の通り。

  • Windows Azure Blob、Table、Queue(CRUD操作のため)のPHPクラス
  • HTTPトランスポート、AuthN/AuthZ、REST、エラー管理のヘルパークラス
  • 管理性、インストルメンテーション、ロギングのサポート
  • AzureテーブルストレージへのPHPセッションのストアをサポート

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