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アジャイルについてCFOと話し合う

| 作者: Vikas Hazrati フォローする 0 人のフォロワー , 翻訳者 笹井 崇司 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2010年9月22日. 推定読書時間: 3 分 |

原文(投稿日:2010/08/31)へのリンク

CFO(最高財務責任者)には財務計画、財務報告、財務分析、財務リスク管理の責任がある。アジャイルのメリットをCFOに説明するのに、財務以上によい言語は何だろうか?

CFOが興味を持つようなアジャイルの重要ポイントを理解するため、David Chilcott氏はScrum Developmentグループで興味深い議論を始めた。Michael Spayd氏は、もちろん純粋なビジネスメリットの観点から話すことが好ましいだろうと述べた。Michael氏は以下について話すと言う。

  • ウォーターフォールとアジャイルプロジェクトのNPVを考慮した、頻繁にデプロイすることのメリット。
  • 成功したプロジェクトがその価値実現カーブを終えたときに、そのプロジェクトをやめられること。
  • ウォーターフォールプロジェクトに対して、アジャイルプロジェクトへの投資が企業の帳簿にどんな割合を占めるかという観点における、資産計上対経費上のメリット。
  • アジャイルチームの方が離職率が低いため、教育および雇用コストも低くなること。

さらにJohn Goodsen氏は、CxOと話すときにはスクラムよりもリーンの考え方を使うことが多いと話す。John氏によると、

まず、彼らが原価会計とスループット会計の違いを理解しているか、そして自分たちがどのモデルを使っているのかを理解しているか探りを入れます。もしスループット会計なら、しっかりとした土台ができています。もし原価会計なら、たくさんの仕事が待ち受けています。次に話すのは、WIP(仕掛り)のコスト、Delayのコスト、フローを確立するためのWIP制限の価値についてです。従来の開発と比較したROIの時間経過を示したチャートを描いて、短期間に頻繁なリリースをすることは、利益が出る前に大きな初期投資が不要であることを見せてもよいでしょう。

価値を実現して収益を得るのを待てば待つほど投資はふくらむ、とJohn氏は言う。投資収益をすばやく得るためには、小さな機能を頻繁な間隔でリリースするべきだ。John氏はアジャイルプロジェクトとウォーターフォールプロジェクトにおけるROIの違いを示した興味深い図を示している。

Trond Wingård氏は、ウォーターフォールとアジャイルプロジェクトのNPV(正味現在価値)、IRR(内部利益率)、回収期間、ROI(投資利益率)を比較することにより、CFOのためのアジャイルの考え方を紹介した。彼は次のような架空のプロジェクトを定義した。

あるプロジェクトを想定しましょう。

  • 12か月間と計画されている。
  • その期間の費用として500万米ドルかかる。
  • 最終製品は月に20万米ドルの金銭的利益をもたらす。(収入あるいは毎月の経費を引いた削減コスト)
  • プロジェクト開始後、製品は4年間利益を生み出し、突然ストップする。この製品には4年のwindow of opportunity(好機)があると言ってもよい。
  • (NPV計算において10%の割引率だと想定する。)

計算によると、ウォーターフォールモデルの場合 6か月毎にリリースした場合 3か月毎にリリースした場合のデータは次のようになった。

項目

ウォーターフォール

6か月毎リリース

3か月毎のリリース

損益分岐点

37か月

34か月

33か月

ROI

44,0 %

56,0 %

62,0 %

NPV

920,000米ドル

1,477,000米ドル

1,758,000米ドル

IRR

20,7 %

28,7 %

33,5 %

また、Trond氏はプロジェクトが4か月遅れた場合も比較した。この場合も、その数値は財務報告上、頻繁にリリースすることを正当化するものだった。

項目

ウォーターフォール、計画通り

ウォーターフォール、4か月遅れ

頻繁なリリース、4か月遅れ

損益分岐点

37か月

未達

39か月

ROI

44,0 %

-4,0 %

29,8 %

NPV

920,000米ドル

-1,280,000米ドル

796,000米ドル

IRR

20,7 %

-2,0 %

20,0 %

Trond氏のCFOのためのワークシートはこちらからダウンロードできる。

このように、財務の観点からアジャイルについてCFOと話し合うのには参考になるところがある。様々なシナリオにおける数値が、アジャイルを導入するメリットを物語っている。

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