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Tobias MayerがScrumアライアンスについて語る:パート2

| 作者: Dan Mezick フォローする 0 人のフォロワー , 翻訳者 編集部N フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2010年11月8日. 推定読書時間: 16 分 |

原文(投稿日:2010/11/04)へのリンク

Tobias Mayer氏は、ほぼ間違いなく世界で最も主張するScrumの擁護者である。Scrumでの彼のキャリアは、最も早い時期のCertified Scrum Trainersすなわち "CST"であり、彼のScrumコースを受けた生徒に Certified Scrum Masterの資格を与えることができる程権威がある。彼の経歴には、 Scrum Allianceから追放され、後にScrumフレームワークの共同クリエーターである Ken Schwaber氏によって復帰したという、ことも含まれている。これはこのインタビューの終りの部分で、はじめの部分は、ここにある

我々は、パート1をここで終えた。

あなたの考えでは、Scrum Allianceのメンバーは組織から何が期待できますか?

愛、名誉、サービス、約束、信用、励まし、サポート、メンタリング、コーチング、トレーニング、そして見返りとして、SAは、期待できるのは何だと思いますか? 仕事のやり方が変わった世界です。 :)

SAがこのような期待に合うのを助けるためにメンバーが今すぐできることは何ですか?

その質問は、 Donna Farmer氏にして欲しいですね。私は、このインタビューとのバランスをとるためにInfoQに彼女をインタビューすることをお勧めします。そして今、私(と読者)が思い起こすべきなのは、 Scrum Allianceのあり方についての私の考えは、5年以上にわたる組織との私の経験、その多くの化身に基づいていることです。私は、SAやその多くのシニアメンバと問題を抱え、しばしば物議を醸す事になりました。もちろんこのようなことが私の身の振り方に影響を及ぼし、私の意見を形成していきました。SAが私がそうあって欲しいとか、そうあるべきだ、と考えたものと違うからと言って、SAに価値がないとか悪い人たちが運営している、ということにはなりません。そうではないのです。事実、私は、大抵の幹部たちが個人的に色々好きであり、そして、あるいは尊敬しています。多くのSAメンバーの発言によって、SAは、価値を提供しています。このインタビューは、一人の人間の経験からの発言です。それだけです。

Tobiasさん、あなたは、権威に疑問を投げたことがありますね。あなたは、 Ken Schwaber氏の権威を問題にし、彼はあなたをSAから追い出し、その後にあなたを復帰させました。KenがSAを去った時に、SAは、あなたを権威のある役割である、 Creative Directorとして雇いました。そこで、あなたは、多くの人達から Scrum Allianceの公の「顔」として見られていました。なぜその仕事を引き受けたのですか?

インタビューの最初に言いましたように、私は希望に満ちてその仕事を引き受けました。私は、SAは、アジャイルの世界で創造的な力と成る潜在能力を持っていると信じてました。そのような希望持って、私は、喜んでSAの公の顔に成りました。Scrumコミュニティの多くの人が私が誰だか知っていて、私の価値を知っています。誰もが私を好きなわけではなく、あるいは私の意見に同意しているわけではありませんが、大抵の人(皆ではないが)は、私が対話することに最膳を尽していることは、認めると思います。SAは、コミュニティに関与する人が必要でしたので、私がそれをしたのです。人々と会い、小さな集まりや“Scrum Beyond Software”のようなイベントを主催したり、自分のブログやSAのディスカッション グループで書いたり、常にコミュニティに私がやっている仕事について知らせたり、あるいはそのようにしよう、としたわけです。猛烈な批判に直面した時でさえ、例えばCSTのアプリケーション プロセスの全てに関わった時でさえ、私は、情報を提供し続け、そして透明さを保ちました。多くの幹部は(Mike Cohn 氏が期待してたが)Scrumコミュニティに充分知られていません。だからもっと公に知られた人物を雇って、SAはもっと人間の顔を持ちたかったわけです。たとえそれが最も優しいあるいは、最も美しい顔でなくても。少なくともベールの下に隠れは、しなかったです。

あなたは、どのような職務に同意したのですか?もっと単刀直入に言えば、もしあったのなら、あなたの権威にはどのような制限があったのですか?あなたの職務明細は、はっきり書かれており、同意し、守ったのですか?あるいは、曖昧で、どこまでがスコープなのか、はっきりした同意はなかったのですか? せいぜい、いつも交渉だったのですか?あるいは、その中間ですか?

曖昧で、いつでも変えられました。故意にそうしました。契約交渉を通して協働することが大事だ、と考えています。そうでしょう。私が仕事を引き受けたときに、職務明細を私のブログに載せました。 それは、ここで見れますよ。

あなたは、常に権威の境界周囲を感じ取る必要があった、と思いますか? それともそのような境界は実際、はっきりしてましたか?もしはっきりしていたなら、それらを試してみる必要がある、と思いましたか?

私は、いつも自分の境界をチェックし、境界を押しました。私は権威があると思ったことはありませんし、それを求めもしませんでした。私は常に見られる立場でフィードバックを聞いていましたが、最善だと信じる方法で仕事をする自律性を探し求めていました。必ずしもすべてのフィードバックをベースに行動したわけではありません(それは、不可能です。それが互いにぶつかるものであればなお不可能です)が、最善を尽くして、難しい領域を統合し、透明にしようとしました。いつも成功したわけではありません。

あなたが Creative Directorであった時、CSTの選抜と資格認定プロセスは、見直され現行のCST資格認定と選抜プロセスに変わりました。あなたはこれに参加していました。ある時、あなたは、新しいCSTプロセスの開発を保留すると言う告知をしましたよね?SAはその後それを撤回しました。このエピソードは、SAに何か足りないものがある、それとも単なる誤解を象徴するものですか?

あの時は、スタッフと幹部間にたくさんの誤解がありました。すべてがフラストレーションと機能不全でこんがらがり、もつれていました。何が起きたか言うのは難しいです。私は、正しいと思った決定を下しましたが、ある候補者が新しいMDになり、資格認定プロセスに著しい変化をもたらす、という理解(今にして思えば、誤解)に基づいてしたのです。意図は、CSTの候補者に現実的な期待をするということでした。私に何も話さずに、幹部会が非常に高圧的な(典型的でないわけではない)やり方で、決定を覆しました。事が明らかになると、私の決定がまずいものであることがわかりました。各グループは、起きたことから何かを学ぶべきでしたが、反省や継続的改善は、SAの文化でないのです。

あなたのブログ投稿で、あなたは、「Scrumは、そのメンバーのためのそのメンバーによって運営される組織が必要だ」と言っています。あなたは、それがいかに最善に達成できるかついて、助言を提供してますか?

いいえ、私はそのようなことをするのは適任でありません。 私が考えるのは、Scrumはいかに「導かれる」べきかです。それは導かれるべきなのか?私はその答えを持っていません。単一のコントロール団体という考えに益々不快になってますが、それを超えるものです。

なぜ Scrum.org の Ken Schwaber氏にコミュニティへのこのサービスの提供を頼まないのですか?氏は、結局Scrumの共同クリエータであり、その種の組織の長老ですよね。あなたは彼をよく知っていますし、そうは考えませんか?

もし彼がこれを提供したいと思えば、そうしているでしょう。明らかに、これは彼がSAを運営したやり方ではなかったし、(営利な)scrum.orgを運営しているやり方では、ありません。違います、そのようないかなるイニシアチブは、コミュニティのメンバーから来る必要があるのです。ボトムアップで、トップダウンではありません、本当にScrum流なのです。我々のコミュニティの中心には、自然なリーダーがいます。例えばXavier Quesada Allue, Bachan Anand, Gerry Kirk のような人たちで、他にもたくさんいます。皆コミュニティを作ることに情熱を持っています。私は、素晴らしいイニシアチブは、彼らのような人たちが発揮する、と思っています。

Scrumの管理役として権威を競ってSAとScrum.orgがあります。3つ目のScrum組織ができたら3つとも敗者になると思いますか?それとも1つが勝つと思いますか?

私は、何百というScrumとその関連する組織があるといいと思います。その中には、色々混じり合うのもの、協同する流派、それぞれが自身の真実を追求し、情熱を分かち合うわけです。そうなると勝つとか負けるではなく、ただ存在するのです。そして楽しむのです。そうなることが想像できますか?そのような組織あるいは非組織のエネルギー、アジリティを想像してください。それと我々が現在持っているものや向かおうとしているものと比べてください。

あなたは、SAのリーダー達は、「ある者は金銭上の興味しかなく、またある者はScrumコミュニティにほとんど、ないし全くコミットしていない、そしてある場合にはScrumの理解が疑わしい」と言っています。どうかこの点を詳しく話してください。誰が金銭的な興味をもっているのか?誰がほとんどコミットしていないのか?SAのリーダーの間で誰がScrumの理解が怪しいのか?

新米のMDは、Scrumについて最低限の理解しか持ってません(そして経験はゼロです)。財務役員の Dan Hintz氏も同じです。それは悪いことですか?イエ、必ずしもそうではありません。Jim Cundiff もScrumの実践者ではありません。彼は、原理を直感的に理解して、それで動いています。たぶん Donna Farmerも同じでしょう。わかりますよ。以前話した4人のCSTは、SAの資格認定プログラムに金銭上の興味を持っています。Steve Fram, Harvey Wheaton そして Dan Hintz がコミュニティにコミットしているのを見たことはほとんどありません。彼らの意見を聞いたことはほとんどありませんね。Gatheringや他のイベントへの彼らの貢献は、最小限かゼロです。 Michele Sliger は、PMIコミュニティでは非常に活動的のようですが、Scrumコミュニティでは、そうではありません。彼女がPMIに加わるのはSAには役立つのでしょう。知りませんけど。一般に、幹部たちは、Scrumをプロセスとしては、よく理解していると思います。しかし価値と原則のフレームワークとして、本当に変革する力を持ったものとしては、Scrumを表面的にしか理解していません。もちろん幹部たちは、そうではない、と言うでしょう。しかし私は、彼らからこのような深い理解をしている証拠を見たことがありません。ありますか?私にその証拠を見せて欲しい。

あなたの考えでは、SAの全リーダーがScrumの専門家でなければならないのですか?もしそうなら、なぜですか?そうでないなら、なぜですか?

いいえ、先ほど言いました。彼らが持つべきものは、Scrumに根ざした価値体系です。現在の全幹部がそれを持っているとは思えませんし、最近の活動を見ると、私の考えが正しいようです。しかし彼らのScrumの専門性を問うよりも、まさにリーダーシップの資質を問うほうがもっと面白いでしょう。SAは、これまでのような役員会を持つべきでしょうか?彼らにMDが必要なのでしょうか?私が勧めたいのは、Scrumの組織が成功するには、新しい運営構造を作り上げる、すなわちおそらく既存のソーシャル工房、アドホック工房、あるいは協働モデルから持ってくるのがいいと思います。そのような組織を率いている人たちが、アジャイルの世界の外から色んな考えを持ち込んできます。前向きな考え方、変革性、リスキーなアイデア、安全でない、我々が見ている慣習的なものでない、Scrumのふりをしたものでない、考えを持ってくるでしょう。

あなたは、「SAは、無知な多くの人達にソフトウエア万能薬を売って金儲けし、少数のエリートの権利を守りながら、資格認定工場として生き残れる。」と言っていますよね。儲けている少数のエリートとは誰ですか?万能薬は何ですか?

CSTたちが少数のエリートです。万能薬はCSM免許証で、非常に高価で、トレーナーが誰だったかによって、その品質は、極めてバラバラで、怪しい価値です。短期的には、仕事を得るのに役立つこともあるようです。しかし大抵の場合、人事部門や雇用するマネージャーには、慰め程度のものです。SAトレーナー(私を含んで、私がCSTだった時)は、CSMを渡すことによって、このような人たちが怠けたり、馬鹿になったりするのを助長してます。我々は、雇用する人たちが古いパラダイムに迎合しないようなもっといい方法を見つけるように彼らに強く言うべきです。私が一緒に働いた最高のScrumの人たちは、CSMの免状を持っていませんし、最も快活な組織は、資格認定を重要視していません。

あなたは、今ではSAとなんの関係もありませんし、現在世界中で、支配的なScrumの資格認定団体とのあらゆる繋がりを切っていますが、どう感じてますか?

自由。自由に自分を再改革し、自由により広い考えを持てます。最高の方法でこうなりませんでしたが、私は、SAから離れることが両方にとって最高だ、と考えています。そこには、ずれがあって、お互いがうまくお互いの為に働けませんでした。私がScrumと呼ぶものは、他の人がScrumと呼ぶものと著しく異なっている、と認識するようになりました。おそらくその言葉を使うのを止めるのが賢いのでしょう。命綱がないので、私にはそうすることができます。

あなたと私は、公式の権威と対立する役割に対する自然な魅力について話してきました。あなたが Creative Directorだった時、あなた自身、SAで公式に権威のある役割を担ってました。あなたは、あなたのような人々からの攻撃に対して自分が防戦していることに気がつきましたか? もしそうなら、何を学びましたか?

Lowellと私がその役割を作りました。それまで、SAにはなかった役割です。私が辞めてから誰もその席にはついていないのです。それは、従来の非営利の構造に挑戦し、SAを創造的な組織にする、という考えを広めるというやり方だった。私は確かに、その役割で攻撃されましたが(私がわかった範囲では)私のような人間からではありません。攻撃は、SAのもっと古い考えの人達、特に資格認定モデルを支援するCSTの人たちからだった、と思います。

Scrumは、IT以外の複雑な製品開発に役立ちますか? Jeff Sutherland氏は、ベンチャー キャピタル ビジネスを管理するのにScrumを使うことを書いています、調整してカスタマイズするのが、非常に広範囲に渡っているようにみえます。本当にScrumは、非常に広範囲な方法で適用できるものですか?

はい。Scrumの土台となる原則や価値の多くは、どのような複雑な環境にも適用できます。 Scrum, Kanban そして XPのプラクティスは、あるコンテキストで適用可能です。

Scrumとは何ですか?あなたは、ブログの投稿や注釈に、中身は同じで、Scrumはプロセスではない、システムではない、方法論ではない、と言っています。じゃ一体何なのですか?

SAサイトには、それはフレームワークだ、と書かれています。Kenは、かつて、それは進路だ、と言いました。私は両方の定義が好きです。結局、Scrumとは、複雑な環境で仕事をする方法につけた一時的な名前です。結局、それは消えるでしょう。それについて考えるなら、それは、一種の馬鹿な名前です。我々がやっていることを記述するもっといい方法があります。

Scrumの世界にとって望ましい将来の状態を話しましょう。現在、このような状況があったとして、望ましい、素晴らしい将来の状態は、どのようなものでしょう?どうやったら、そうなるでしょう? いつまでに?
そのことについて、アジャイルの状態について、私はちょうど論文を書きました。それは、10月26日の Agile Scoutブログにあります。私はここでその論文の内容を繰り返しません。Agile Scout ブログを見てください。

地球規模でScrumが使われれば文明を変えることができますか?あるいは、職場に尊厳と品位をもたらすとしても、単にチームで多くの仕事をこなすのに使うことができる便利なリソースですか?

CASの研究とアプリケーション、それに人道主義的な価値に根ざしているずっと大きなパラダイム シフトの本当に小さな部分でしかありません。そうです、地球規模の運動になれば、人同士の交わり方を変えることができる、そして変えるでしょう。Scrum自身は、門戸を開き始めることができますが、その冒険を始めるには、本当の勇気と向こう見ずなことが必要です。それに愛も必要でしょう。我々は、アジャイルの世界を超えて、油断なく構える必要があります。

あなたのブログ投稿で、あなたは、「もしSAがこの時に自己改革しなければ、すぐにメンバーにとって意味のないものになり、メンバーは、新たなインスピレーションを求めて他を探すだろう。それは、まさしく私がそうするつもりでいることだ。」と言っています。あなたは、最近インスピレーションをどこに求めているのですか?

またしても、私のAgile Scout の論文を読んでください。あなたが常に注意していれば、インスピレーションは、どこでも見つかります。もっといいことに、時々インスピレーションの方があなたを見つけます。 Lyssa Adkins氏がかつて私にこう言いました。もし我々が自分自身に忠実であるなら、目の前に素晴らしいことが姿を表し、我々にそれを見えるようになり、行動できるようになる、と。私は同じことを言います。

OpenAgileに対するあなたの意見はどうですか?

創立者のMishkin Bertieg 氏を非常に高く評価しています。彼は、私が信用し、尊敬する人です。彼は、己の価値体系によって、模範を示して指導します。人々が時間かけて OpenAgileについて読むことを勧めたいですね。OpenAgileは、おそらくアジャイルの進化における、次のステップの一つ、存在のあり方へのプロセスを超えるものです。

ICAgile.orgについては、どう思いますか?

このイニシアティブには興味がありません。単に別の資格認定組織で、人々の世界についての考え方が古いままになってしまいます。それ以外、何もありません。

Agile Skills Projectについてはどうですか?

私はしりません。もっと知る必要があります。有益なリソースのようで、包括的であることを目指していますね。創立者は Ron Jeffries氏ですが、私が非常に尊敬している人です。おそらく注目すべきリソースですね。

このインタビューをどうもありがとうございました。これが本当に最後の質問です。なぜそれ程Scrumを愛するのですか?

実際、私が愛しているのはScrumではなく、戦士、愛好者、真実を求める人、そしてリスクを取る人が好きなのです。 Agile, Kanban, Scrum、これらは、妙に惹きつけるもので、我々を目覚めさせ、混乱の淵に我々を連れていきます。他のどこに住むべきだ、というのでしょうか?

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