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Amazon、Appstore Developer Portalを設立

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原文(投稿日:2011/01/05)へのリンク

AmazonはAppstore Developer Portalの設立を発表した。これは、Android向けのアプリストアの準備の一環だ。しかし、このアプリストアはレビューや価格の設定についてはGoogleのMarketplaceのモデルと異なっている。

Amazonは既存のオンラインストアに新しいカテゴリを追加することでアプリケーションマーケットに参入するつもりだ。このアプリストアにはAndroidアプリケーションが出品される予定だが、将来的には他のプラットフォームのアプリケーションも出品される。まず始めにAmazonはAppstore Developer Portalを立ち上げた。開発者はこのウェブサイトでAmazonにアプリをアップロードして販売できる。

Amazon AppstoreはGoogleのAndroid Marketplaceに続き、急成長中のアプリケーションマーケットでシェアを獲得しようとする試みだが、そのモデルはAppleのApp Storeに似ている。Googleの場合、誰もがアカウントを取得してアプリケーションの販売を開始できる。アプリケーションが適切かどうか、アプリケーションの品質はどうか、などのチェックは行わない。ポリシーを破るようなアプリケーションが見つかった場合は除去される。例えば、露骨な性的表現や差別的な言辞、賭博が含まれるものなどだ。一方、AmazonはAppleのようにアプリケーションのレビューを行い、認定したもののみ公開するつもりだ。こうすることでアプリの販売までに時間がかかる。Amazonによれば1週間はかかるようだ。このプロセスはアプリケーションのアップデートにも影響する。特にバグを修正するときだ。というのは初回と同じようにレビューを受けなければならないからだ。このアプリケーションレビューはアプリの利用を優れた体験にして、デバイスの価値を損ねないようにするためだ、とAmazonは主張する。

アプリストアの顧客がどのアプリを購入しても優れた体験を享受できるようにすることが私たちの目的です。したがって、アプリを販売する前にテストを行います。アプリの説明に従った動作をするかどうか、モバイルデバイスの機能を損なわないか、顧客のデータを危険にさらさないか、配布契約書とコンテンツガイドラインを遵守しているかを確認します。優れたアプリケーションの構成要素を調べるつもりはありません。Amazonはイノベーション全般を支持します。アプリストアで創造的で革新的なアプリを紹介できることを望んでいます。

Amazonはこのアプリストアに出品できるアプリを開発するためのガイドラインを書いた。全部で6パラグラフのこの短いリストには次の禁止事項が書いてある。攻撃的な内容、ポルノグラフィ、不法行為、知的所有権の侵害、プライバシ/パブリシティの侵害。またコピーライトのポリシーも書いてある。ガイドラインは単純で率直なもののようだが、Amazonにある程度の裁量を認めている。攻撃的な内容に関するガイドラインに、Amazonが“すべてのアプリケーションの妥当性とアプリの受け入れと拒絶を決定できる権利を有する”と書いてあるからだ。

しかし、GoogleやAppleのストアとの最大の違いは購入価格が変動することだ。"アプリを売るごとに(i)販売価格の70%以上か、(ii)表示価格の20%以上をロイヤルティとして支払います。" TechCrunchがさらに詳細な仕組みを調べたが、まだ明確になっていない。

Amazonはアプリケーションの値段設定を完全に制御できるようにするつもりです。しかし、その仕組みは多少複雑です。まず、アプリケーションを提出するときに‘表示価格’を設定します。これは通常の販売時の値段です。一方Amazonはマーケットのさまざまな要因を使ってアプリケーションの値段を決定します。アプリの提供者はこの売り上げの70%(これは業界の標準)を得ることができます。急に値引きされたり、無料で提供された場合でも表示価格の20%が保証されます。

つまり、書籍の価格を設定するのと同じ仕組みを採用するようだ。それは、販売者が最初の表示価格を決め、その価格が後に何度も変動し、値引くことで購入者を惹き付けて利益を最大化する方法だ。開発者にとっては、Amazonの最も魅力的なセールスポイントは数千万の顧客に届くことに加えて、顧客が何に興味を持っているのかが追跡できる点だ。どんな製品が購入されやすいか分かるのだ。

このAppstoreではAndroid 1.6以上のアプリケーションを受け付ける予定だ。また、AndSpotAppBrainGetJarMobiHandSlideME、そしてGoogle Android Marketplaceのような他のチャンネルで既に販売されているアプリも受け付ける。開発者は年間99ドルを支払う必要があるが、初年は無料になるようだ。ストアは始めにアメリカで開始され、その後、世界各地に展開される予定だ。開始日はまだ明らかにされていないが、今年の夏頃ではないかと期待されている。

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