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GoogleがChromeとGAE for Businessで企業向けサービスに注力

| 作者: Abel Avram フォローする 9 人のフォロワー , 翻訳者 能仁 信亮 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2011年1月11日. 推定読書時間: 4 分 |

原文(投稿日:2010/12/17)へのリンク

Googleは、ポリシーやプリファレンス、設定などの機能を含んだChromeのビジネス用バージョンと、SLA、サポート、課金、SQLデータベース、SSL、SSOを提供するGAEのアップグレードによって、企業向けの世界に進出したいと望んでいる。

Googleは、企業での利用で必要とされる管理機能を提供するChromeのバージョンを提供することで、企業向けブラウザの領域に入っていこうとしている。管理機能に含まれるのは、管理インストーラやポリシー、プリファレンス、更新の制御、サポートなどだ。ブラウザそのものは、一般利用者が利用するものと同じだが、Windows向けにはMSIインストーラでの導入が可能であり、Mac向けのソリューションもまもなく登場する。Linuxでは、通常のChromeのバージョンを利用して、管理者が様々なシステムに、SCPなどを使って配布できる。また、ポリシーファイルも対象のシステムにコピーされる

企業向けアプリケーションのデプロイにおける基本的な要素の一つは、ポリシーの設定だ。企業向けChromeは、ポリシーをサポートしており、ホームやエラーページ、プロキシサーバの設定、言語、プラグインの無効化、安全な閲覧、統計レポート、自動化された更新制御などがサポートされている。ユーザのグループに適用され、ユーザの閲覧の状態を保持しないポリシーとは別に、企業向けChromeはユーザ・プリファレンスも備えており、これは各ユーザ固有の設定に相当する。ポリシーとプリファレンスは、テンプレートが提供されており、管理者はこれを利用したり、編集して自身のネットワークに配布したりできる。

その他のおもしろい機能としては、自動更新の制御があげられる。Googleは、自動更新をオフにすることを推奨していないが、設定は可能である。万が一のために、以前のChromeのバージョンを保持する必要がある場合は、ロールバックを行うことが望ましい。なぜならGoogleは、最新のバージョンのインストーラだけを提供しているからだ。管理者はChromeの頻繁な更新を予期しておくべきだともGoogleは述べている。

もう一つ言及しておくべき機能は、サポートだ。ヘルプWebページおよびユーザ・フォーラム経由の旧来のGoogleのサポートと異なり、Google Apps for BusinessやEducationアカウントをもっているユーザは、最新の開発版、ベータ、リリースバージョンのブラウザに関して、電話と電子メールでのサポートを受けることができる。

Googleが企業向けに参入したいもう一つの分野は、クラウドコンピューティングの分野だ。Googleは、Google App Engine(GAE)プラットフォームにサービス・レベル・アグリーメント(SLA)、電話/電子メールによるサポート、課金、SQLデータベース、SSLなどを追加すべく準備を進めている。ロードマップによると、これらの機能のうちいくつかは年末までに利用可能な状態になるが、いくつかは2011年の第一四半期もしくは第二四半期に利用可能となる予定だ。

GAE for BusinessのSLAに関するドラフトによると、Googleは月額課金の10%のサービスクレジットをサービスが99.9%を下回った場合には、提供することになっており、もしサービス利用可能率が90%を下回った場合は、月額課金の100%のサービスクレジットを提供する予定だ。サービス・クレジットは現金による払い戻しではないが、その後のサービスの利用の際に使えるクレジットだ。Googleが十分なサービス利用可能率を提供できなかった際には、実際には、ユーザは次月の料金が少なくてすむ。

企業ユーザは、プレミアムサポートを月1000ドルで契約できるようになる。プレミアムサポートに含まれるのは、専用のオンラインポータル、3名まで担当者を登録できる、月10件までは8業務時間以内の応答を保証するなどだ。サポートにはGAEサービスを利用したり診断したりするのに関連するものは含まれるが、アプリケーションやサービスの利用者へのサポートや、システムやコードの開発は含まれない。

課金プランに関しては、詳細な情報はまだない、2010年末までにはプランが発表されるといわれていたが、現在のところ2011年の第二四半期になるということだ。GoogleのDeveloper AdovocateであるChristian Schalk氏は、Google App Engine for Business 101というプレゼンテーションのなかで、「アプリケーションの費用は、月々ユーザあたり8ドルで最大1000ドルとなる」と合理的な価格に関して言及している。

GAEは、SQLデータベースをサポートするので、ユーザはリレーショナルデータベースをGoogleのクラウド環境に移行することができる。プレビューは既に利用可能だ。また、企業のドメインに対するSSLサポートおよびSSOとの統合も提供される予定だ。

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