Eclipse Foundationは今日、OrionHubが利用できるようになったと発表した。これはOrionがホストされているオープンデータ版だ。OrionはEclipseの新しい方向性を示すものであり、コードの編集とデバッグをウェブベースのインターフェイス(Bespin/Skywriterの前のバージョンに似ている)を提供し、バックのサーバでビルドとコンパイルが行われる。
Eclipse Orionを試してみたい開発者向けに、サインアップした先着5000人の開発者がベータ版の環境を利用できる。これよりも需要が大きければ、将来はスケールアップしなければ成らないだろう。
しかし、Orionは個別にダウンロードして開発者が自身のローカルマシンやサーバにホストすることでOrionサーバを構築することもできる。OrionのウェブベースクライアントはFireFox 3.6以上、Microsoft IE 8,9、Safari 5.0以上で利用できる。
Orionのエディタには独自の(クライアント側の)プラグインアーキテクチャシステムを持っている。サーバ側ではなくてローカルのブラウザでJSLintやJSBeautifyのようなツールを実行できるのだ。また、ローカルの開発履歴を維持しながらマージやクライアントへのプッシュができるようにするためGitをサポートしている。
Orionのホームページではより詳細な情報が得られる。このページにはデモ用のエディタが組み込まれていて、描画され編集中のファイルが確認できる。ニュースフィードとPlanet Orionブログアグリゲータ、またツイッターアカウント@orion_otiもある。ソースコードはOrion ClientもOrion ServerもGitHubからフォークすることでソースコードを利用できる。