FlexとAIRアプリケーションのオープンソーステストツールであるFlexMonkeyの新しいベータバージョン(コードネーム"Reloaded")がリリースされた。このバージョンはコンソールが完全に書き直され、FlexUnit 4とも完全に統合されている。
FlexMonkeyは機能テストを作成するためにソフトウエア開発者にも品質保証担当者にも利用されている。このツールにはAIRベースのコンソールが含まれ、これを使うことでユーザは素早くテストを作成し、実行できる。テストの記録、プレイバック、任意の点でのアプリケーションの状態の検証などの機能も含まれる。また、FlexMonkeyはFlexUnitで利用できるテストも生成できる。これによって、継続的統合環境の下でテストの自動実行が簡単にセットアップできる。
ユーザインターフェイスの更新以外にも、内部をきれいにすることで全体的な品質が向上した。また、下記の新しい機能も追加されている。
- スクリプトのメンテナンスの簡易化 - FlexMonkeyの新しいコンソールはテストスクリプトの記録とメンテナンスを合理化している。
- 新しいFlexUnit 4との統合 - FlashBuilderの組み込みのテスト実行環境で利用できるFlexUnit 4のテストの生成。
- Store Valueコマンド - ネイティブのFlexMonkeyスクリプトの実行時変数を保存、参照するためのシンプルなメカニズム。
- Set Valueコマンド - 実行時のFlexコンポーネントの子プロパティの値を変更できる。Expression Verificationと同じようにドット記法でオブジェクトのツリーを走査できる。
- Call Functionコマンド - ネイティブのFlexMonkeyスクリプトからAS3の関数を実行。
FlexMonkey Reloadedのダウンロードは無料。便利なサンプルプロジェクトとチュートリアルビデオがJon Rose氏のブログで紹介されている。氏は"Reloaded"の開発者だ。