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一人のプロダクトオーナーという問題に対する解決策

| 作者: Vikas Hazrati フォローする 0 人のフォロワー , 翻訳者 笹井 崇司 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2011年4月11日. 推定読書時間: 3 分 |

原文(投稿日:2011/04/05)へのリンク

プロダクトオーナーはスクラムで最も大変な役割のひとつだと言えるだろう。プロダクトオーナーは一人でプロジェクトの成功に責任を持ち、チームにビジョンを伝えることで開発活動をリードすることが期待されている。そして、チームが最大限のビジネス価値を生み出すのを支援することが期待されている。これは一人にたくさんのことを期待していないだろうか?

Maroko Taipale氏は、さまざまな理由から一人のプロダクトオーナーモデルには問題があると言う。Maroko氏によると、プロダクトオーナーの定義通りに従うと、いろいろと非効率になるそうだ。

彼は、すべてを一人に任せるのではなく、チームが顧客開発と製品開発を並行してやると考えるべきだと提案する。顧客開発とはユーザを定義して理解するプロセスであり、これにより適正な製品が作れるようになる。そして、製品開発は顧客開発からのフィードバックを受けて開始され、このプロセスを続けていく。

こうしたプロセスを進めるには二つのチームが必要になる。「何を」に関してすべてを担当する「課題チーム」と、課題を解決するベストな方法を考え出す「ソリューションチーム」だ。課題チームには、営業、マーケティング、経営幹部、技術、ユーザビリティ、品質といった部門のメンバーが参加し、ソリューションチームには、機能横断開発チームと、品質、ユーザビリティ、技術といった部門から課題チームと同じ人が参加する。

Maroko氏によれば、この協調には様々な利点がある。

二つのチームは一緒なって価値を最大化しようとします。課題チームは、顧客は誰なのか、解決するに値する課題は何なのかを解明することにより、これを実現します。ソリューションチームはマーケットからのフィードバックに対して、通常は統計に基づくソリューションという形で、透明性を提供します。

利点としては、次のようなものがある。

  • 情報/知識共有の改善
  • 目標に向けた団結の改善
  • 顧客のニーズに対する複数の見方
  • 建設的なフィードバックのためのチャンネル
  • 複数のコミュニケーションポイント
  • チームビジョンの共有

同様に、Roman Pichler氏も、プロジェクトが単純なものから大きくなったらすぐに、一人以上のプロダクトオーナーが必要になると述べ、チーフプロダクトオーナーを頂点としたプロダクトオーナーの階層化を利用することを提案した。

プロダクトオーナーの階層化には、チーフプロダクトオーナーを頂点とする小さなチームから、複数のレベルでプロダクトオーナーが協調するような複雑な構成まで、いろいろとあります。

Mike Cottmeyer氏も、たいていの場合、プロダクトオーナーの役割は一人で果たすにはあまりに複雑なので、これをやるにはチームが必要になることを認めている。Mike氏によると、一人がすべての役割を果たす代わりに、複数の人が連携したプロダクトオーナーチームを作ることができると言う。そのチームには次のようなメンバーが含まれる。

  • プロダクトマネジャー: ステークホルダーと協力して、要求を特定し、優先順位を付ける。
  • プロジェクトマネジャー: 全体目標という視点を維持する。リソース、資本支出、外部依存関係などを管理する。
  • ビジネスアナリスト: 受入れ基準を文書化し、ユーザーストーリーに関する会話を文書化する責任を持つ。スプリント中に要求を明確化するための主たる連絡窓口になる。
  • デザイナー: スクリーンショット、ワイヤーフレームなどを準備する。

Mike氏は次のように提案した。

プロダクトオーナーチームは比較的小さく、権限を持つ必要がありますが、プロダクトオーナーの役割を果たすためには、必要な人が全員参加しなくてはなりません。このチームはINVEST原則に従い、プロダクトバックログを分解できなくてはなりません。これは大変な仕事であり、プロダクトオーナーチームには、通常は少なくとも、プロダクトマネジメント、プロジェクトマネジメント、アーキテクチャ、開発、品質、ビジネス分析の部門からの代表者が参加します。

このように、比較的小さなプロジェクトを除いて、多くの場合、一人のプロダクトオーナーモデルはうまく機能しないというコンセンサスがあるようだ。

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