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Gartnerが考える未来のウェブ

| 作者: Abel Avram フォローする 11 人のフォロワー , 翻訳者 徳武 聡 フォローする 1 人のフォロワー 投稿日 2011年5月26日. 推定読書時間: 4 分 |

原文(投稿日:2011/05/20)へのリンク

Gartner ResearchのバイスプレジデントであるGene Phifer氏とバイスプレジデント兼フェローであるDavid Mitchell Smith氏は、近頃、ウェブとクラウドコンピューティングはどのようにしてIT戦略を推し進めるか(見るには登録が必要)と題するウェビナーを開催した。このウェビナーで両氏はGartnerが考える未来のウェブの特徴について概括し、ビジネスのための多くの推奨事項をアドバイスした。

David Mitchell Smith氏はウェブの歴史を3つに分ける。

  • ウェブ1.0 (1989-2003) – HTTPの上のHTML – 人間が利用する。ほとんどが読者で作者は少ない。
  • ウェブ2.0 (2004-2010) – ウェブ1.0 + AJAX, XML – 人間とマシンが利用する。多くの読者と作者。
  • モダンウェブ (2011-) – ウェブ2.0 + HTML5 – モバイル、クラウドコンピューティング、リアルタイム

未来、つまりモダンウェブにはいくつかの特徴がある。Gene Phifer氏によれば、

文脈– ウェブは“個々人のニーズ、嗜好、その人がだれでどこにいて、どんな友達を持っているのかによってパーソナライズされる”。パーソナライゼーションは、

  • 静的属性: ビジネス、チリ情報、役割、言語等
  • 動的なセッション中心の属性: デバイス、ブラウザ、帯域等

が推し進める。ウェブサイトは過去にも文脈を利用していた。しかし、今後は位置情報、友人関係や嗜好の情報が追加されさらに利用が進む。ウェブの経験全体に結びつくコンテキストアーキテクチャが現れる。

モバイル – スマートフォンやタブレットのようなあらゆるモバイルデバイス上で動作するブラウザアプリケーションやネイティブアプリケーションが現れる。Gene Phifer氏によれば、新しいモバイルサービスとソーシャルの時代が2012年に始まり、データによる歳入が音声による歳入を超える。2014年にはモバイルからのウェブサイトへのアクセス数がPCからのアクセス数を超える。この好機をつかむには企業はモバイルデバイスに対応したサイトやスマートフォンやタブレットに対応したネイティブアプリケーションを作らなければならない。

David Mitchell Smith氏はモバイルデバイスをターゲットにしたウェブアプリケーションの数は2015年までに毎年平均50%上昇すると考えいている。残りの50%はネイティブアプリケーションだ。このトレンドの推進力は日々改善されているブラウザとHTML5だ。

HTML5– インタラクティブなウェブアプリケーション。FlashやSilverlightを使ったRIAアプリケーションのシェアは完全になくなることはないが、減少する。

UXP(ユーザエクスペリエンスプラットフォーム) – コンテンツ管理、コラボレーション、ソーシャル、分析、検索を一緒に使うことで新しいウェブエクスペリエンスを生み出すプラットフォーム。

ソーシャル – ウェブはソーシャルになる。Facebook、Twitter、YouTubeのような公開されているものもあれば、組織内で従業員間で利用されたり、顧客やビジネスパートナーと利用するものもある。各企業は従業員のソーシャルメディアの利用に関するポリシーを作成するべきだとPhiferは言う。

クラウド – クラウドコンピューティングの利用は多くの利点があるので、これからも延びる。スピード、柔軟さ、俊敏さ、金額、利便性などが利点だ。

リアルタイム – ウェブは発生したイベントをすぐに反映するようになっている。カリフォルニアの住人が自身を感じたら4秒後にはTwitterにメッセージを投稿できる。一方既存のメディアは最低でも5分はかかる。このリアルタイムの性質は顧客にとって重要な問題を発見し対処するのに使われ始めるだろう。

アーキテクチャ– ウェブはもっとマシンが利用できるように設計されていく。マシンはID(アドレス、外部キー)、書式(スキーマ、エンベロープ、コンテナ)、プロトコル(プロセス、メッセージ変換方式)に基づいてウェブを使う。RESTは重要な役割を果たすだろう。

ブラウザ戦争とウェブOS– ブラウザ戦争が勃発して、Chorme OSのようなウェブOS作成が競われている。かつてのNetscapeやIEのような支配的なブラウザは存在しない。この状態は激しい競争とその結果としてのイノベーションを生み出す。HTML5の実装とJavaScript処理速度の高速化が主要な成果だ。

消費者が推進役 – 多くの製品やサービスは消費者向けに作成されてから、企業に導入される。下記のGartnerのグラフは、ある技術を利用しているユーザの数(暗い青)と、企業が想定するその技術に興味がある顧客の数(明るい青)と、その技術を使う企業の従業員数(空色) を比べたものだ。自身の従業員を調査すれば、企業は一般にどのような技術が使われているか理解できる。

image

イーコマースは将来、大きな役割を果たすだろう。インターネット上の金融のトランザクションはますます増加する。

Gartnerのウェビナーでは未来のウェブに備えたいと思っている人向けに下記の推奨事項が示された。

  • クラウドコンピューティングの利用
  • WOA (Web Oriented Architecture)を可能な限り採用する。RESTを使う。
  • ユーザがマッシュアップするアプリケーション
  • 消費者向けの技術的実験を組織内に取り込む
  • あらゆる側面にソーシャルを取り入れる。経営層はこの点で指導力を発揮するべきだ。

ウェブの未来はすでに見えている。Gartnerのウェビナーでも本当に新しいことは語られなかった。しかし将来のウェブで重要になる特徴については明確に語られた。

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