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JavaのEclipse用Windows Azureプラグイン、June 2011 CTP

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原文(投稿日:2011/07/12)へのリンク

Microsoftは、最近 Javaで動くEclipse用のWindows Azureプラグインの新バージョンをリリースした。Eclipseプラグインはオープンソース プロジェクトで、 Apache 2.0ライセンスのもとでリリースされた。これによって、Java開発者はwebアプリケーションを開発して、デプロイするのが簡単になる。このプロジェクトは、Microsoftによって資金提供され、Persistent Systemsによって開発されている。これはプラグインの3度目のリリースで、June 2011 CTP (Community Technology Preview)と呼ばれるバージョンである。この前のものは March 2011 CTPApril 2011 CTP と呼ばれている。

Windows Azure プラグインは、EclipseユーザーがJavaアプリケーションを Microsoftのクラウド プラットフォームであるWindows Azureにデプロイするのを容易にする。これはEclipseにウィザードとダイアログのセットを追加し、Java開発者をガイドして、 Windows Azureプロジェクトを生成し、構成できるようにする。他の主要なフィーチャとして、ファイルをダウンロードしたり、解凍したりするユーティリティスクリプト、Windows Azure Compute Emulatorにプロジェクトをデプロイするショートカット、そして Windows Azureロールを設定するUIを含んでいる。 June 2011 CTPで新しいのは、UIでこれによって、デバッグ目的でAzure設定にリモートアクセスできたり、自己署名付きの証明書を作成できたり、スキーマ バリデーションや *.cscfg (Azure Service Configuration) と *.csdef (Azure Service Definition) ファイルをオートコンプリートできる。

プラグインは Windows Azure Starter Kit for Javaと名づけられたAntベースのツールの上に作られている。このスターターキットは単純なコマンドラインのビルドツールで、Java開発者がアプリケーションを Windows Azure向けにパッケージしたり、デプロイするのを助ける。それは Apache Antをビルドプロセスの一部として使っており、 Windows Azureの構成オプションを理解するAnt拡張を含んでいる。既存のスターターキットはEclipseプラグインと後方互換である。

まず始めに、Eclipseを起動し、メニューのHelp -> Install New SoftwareでURLフィールドに Windows Azure Eclipse updateの http://webdownload.persistent.co.in/windowsazureplugin4ej/を入力する。"Windows Azure Plugin for Eclipse with Java"を選び、インストール手順を終わらせる。一度インストールすれば、プラグインが Windows AzureパースペクティブをEclipseに追加し、Windows Azureプロジェクトをゼロから作ることができる。解りやすい ビデオによる説明 が MSDN Channel 9ブログにある。

AntとEclipseを更に良いツールでサポートする他に、MicrosoftはまたJava SDKセットを作成した。Soyatecとのパートナーシップで、Microsoftは Windows Azure SDK for Java Developersを作った。 Windows Azure SDKによって、Java開発者はWindows Azure Storage (Blobs, Queues, Tables) を利用でき、HTTPトランスポート、REST、エラーマネージメント用のヘルパークラスが提供される。Microsoftはまた AppFabric SDK for Javaを作った。これはオープンソースプロジェクトで、Java開発者が Windows Azure AppFabric Service Bus や Access Control Serviceにアクセスできるようになる。注意して欲しいのは、 SQL Azure Databaseへの接続に関して言えば、JavaアプリケーションはJDBCを使って直接接続できる。特別なSDKは不要である。

Windows Azureはクラウドプラットフォームであり、単に.NETフレームワークではなく、複数言語対応プラットフォームとしてMicrosoftによって推し進められている。オープンプラットフォームとして、開発者に様々な選択肢を提供しており、複数言語(.NET, PHP, Ruby, Python、Java) と複数の開発ツール (Visual Studio あるいは Eclipse)を使うことができる。 Windows Azureではネイティブコードのアプリケーションを動かすことができ、標準のインターネット プロトコル(HTTP, XML, SOAP、REST) がサポートされ、ワーカー ロールへの外部エンドポイントによって、IISアプリケーションでなくても、インターネット トラフィックを受信できる。JavaとAzureに関する更なる情報は、Windows AzureとJava の相互運用のページで入手できる。クラウドにJavaアプリケーションをデプロイするための、Windows Azureの代替手段としては、Amazon Elastic Beanstalk, Amazon EC2, VMware vFabricGoogle App Engine for Javaがある。

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