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Entity Frameworkは、空間データを提供する

原文(投稿日:2011/10/06)へのリンク

Entity Framework June CTPでは、空間(Spatial)データ型がオフィシャルにサポートされるようになった。しばらくの間、これらのデータ型を扱うためには回避策がとられていたが、SQL Server 2008以降には、空間型が含まれていたが、Entity Data Model (EDM)でのプリミティブサポートははじめてになる。

空間データ型は、開発者が地図上のシェイプ、ライン、ポイントなどのような座標を使ってデータを表現することができる。Geometry(幾何学)とGeography(地理学)の2つの異なる空間データ型を使用することができる。幾何学(Geometry)は、平面(すなわちユーグリッド)上のシェイプ、ポリゴンのエリアのような位置を表現することができる。Geographyは、楕円データ(地球の形状を考慮)して、GPS座標などのアイテムを参照するために使用することができる。GeometryとGeographyのどちらもOpen Geospatial Consortium (OGC)仕様に従っている。

以前、空間データはSqlGeography型とSqlGeometry型を使ってクライアント側で表現されていた。Entity Frameworkでは、DbGeography型とDbGeometry型を使って、SQL Serverを超えて、他のデータプロバイダをサポートするのが最終的な目標である。(現在は、SQL Server以外の空間データの扱いは、シリアライゼーションやデシリアライゼーションのような、基本的なサービスに制限される。)

マイクロソフトのEntity Frameworkにおける空間の他のゴールは、

  • Entity Designerにおける空間データ型のファーストクラスサポート
  • Entity SQLとLINQを使ったリッチなプログラム体験
  • コードファースト、データベースファースト、モデルファーストアプローチのサポート

Entity Frameworkの空間データについては、ADO.NETチームのBlogのウォークスルーJason Follas氏のReal World Exampleを参照して欲しい。

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