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Agile Alliance、Learning CenterでAgile 2011のビデオを公開

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原文(投稿日:2011/11/15)へのリンク

Agile Allianceが新たにLearning Centerを立ち上げた。現在Agile 2011カンファレンスのキーノートと選りすぐりのプレゼンテーションが閲覧可能になっている。

8月にソルトレイクシティで開催されたカンファレンスのキーノートとスペシャルイベントが自由に閲覧できる。

Agile Manifestoへの署名から10周年を記念して、オリジナルの著者17人のうち15人がBig Park Benchという歴史的イベントにて再会を果たした。マニフェストがどうやってまとまったのか、著者らがアジャイルの現状をどう考えているのか、ビデオは私たちに鋭い洞察を与えてくれるだろう。プレゼンテーションはLaurie Williams氏がホストし、彼はこの再会を次のように雄弁に総括した。

... 彼らの団結、この集まりは、ソフトウェア業界をゆり動かしました。… この新しくてライトウェイトでイテレーティブなものが世に現われたとき、彼らはお互いに張り合うこともできました。しかし、それにもかかわらず、彼らは協力することにしました。彼らが協力してくれたおかげで、今日みんながここに集まることができ、業界に多大な影響を及ぼしてきたのです。

Drew Jemilo氏はFast Frontierの記事において、この再会で気に入ったことについて紹介している。

私のお気に入りの一文ですか?  「10年前のスノーバードは、この集まりが何かに同意した最後のときでした」です。一番示唆に富んだものですか?Alistair Cockburn氏が、アジャイルの次のフロンティアはアジャイルという言葉が消えたときだと言ったことです。「それはまさに私たちがやることでしょう」

Barbara Fredrickson氏の“Why Care About Positive Emotions”、Kevlin Henney氏の“Code”、そして、高く賞賛されたLinda Rising氏の“The Power of an Agile Mindset”といったキーノートも閲覧できるようになっている。Michelle Sliger氏のツイートはLinda Rising氏のキーノートに対する大多数の参加者の反応を集約したものだろう。

Linda Rising氏のAgile Mindsetに関するキーノートを私のコースの必須にしようかと思っています。http://www.agilealliance.org/resources/learning-center/keynote-the-power-of-an-agile-mindset これは必見です!

Agile Allianceメーリングリスト購読者およびメンバーには、カンファレンスからの選りすぐりの入門者向けプレゼンテーションが閲覧可能になっている。そこにはRobert C. Martin氏、Mike Cottmeyer氏、Dale Emery氏、Esther Derby氏、Jeff Sutherland氏など、Agileコミュニティで注目されているメンバーのトークが数多く含まれている。Jill Henry氏は彼女のブログAgilist Notebookにおいて、Jean Tabaka氏のトーク “The Golden Circle of Transformation”について語っている。

Jean氏は、私たちがチームでやっている個々のプラクティス、すなわちスクラムのスタンドアップやスプリントレビュー、XPのペアプログラミングや継続的インテグレーションといったもの、を超越して考えるよう私たちの意欲をかき立てました。私たちの「ガイドラインリスト」が何であるかを明らかにすることで私たちを導きました。使っているプラクティスに効果があるかを知るためにお手本になる原則は何なのか、そして、私たちはいつそれらを追加、修正、削除する必要があるのか。Golden Circleとは、‘What’(プラクティス)、‘How’(それらが機能しているか、いつ変えるべきかを知る方法)、‘Why’(アジャイルを使う理由)からなる円を指しています。

カンファレンスの実践的、専門的なセッションもAgile Allianceメンバー向けに公開されている。これらのプレゼンテーションは各種ステージからミックスされており、例えばArlo Belshee氏、Mary Poppendieck氏、Jim Highsmith氏、Dean Leffingwell氏、Stephen Denning氏などのプレゼンテーションが含まれている。Patrick Kua氏は自身のブログにおいて、Chet Hendrickson氏とRon Jeffries氏による“What We Have Learned So Far”というセッションについてこう紹介した。

… 彼らはXPにおけるおすすめのメソッドの選び方や、時の流れを理解しながらどのようにそれを修正していくかを考察しました。彼らがまだ続けているプラクティスと原則には、頻繁なリリース、シンプルさ、確かな技術的プラクティス、現実主義のマネジメント、機能横断型チームがあります。再検討したものには、見積りと計画プロセス(計画づくりにポイントとベロシティを使うもの)があります。みんなのマインドセットを変えなかったためです。 – ただ「いつ完了するのか」という質問を満足させるのには機能しました。しかもあまりによすぎて「アジャイル」というのはふさわしくない名前でした。

プレゼンテーションの全リストはAgile AllianceのWebサイトのLearning Centerにある。

もしAgile 2011のプレゼンテーションのどれかに参加したり、プレゼンテーションを閲覧してみておすすめがあれば、是非コメントに残してほしい。

情報開示: このサイトのメンバー向けビデオのひとつはこの記事の著者によるものだ。

 

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