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CloudBeesがJenkinsエンタープライズ版をリリース

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原文(投稿日:2011/12/20)へのリンク

CloudBeesJenkins Enterpriseをアナウンスした。これはオープンソースの継続的統合(CI)サーバーの有償版で、大規模にJenkinsをインストールしている会社がターゲットである。

このエンタープライズ版は以下のことに焦点を当てている。

  1. 技術サポートを毎日24時間世界的規模で提供する
  2. Long Time Support (LTS)バージョンは、3ヶ月(オープンソース版におけるコミュニティサポート)から12ヶ月(エンタープライズ版)に拡張される
  3. 大規模にJenkinsをインストールしている会社に役立つ、プロプライエタリなJenkinsプラグインを追加する

CloudBeesの社員である Koshuke Kawaguchi氏は、分裂前にはオリジナルのHudsonの開発を率いていた。更にCloudBeesの数人の社員がJenkinsのコミッターである。なので他の会社が専門的なJenkinsのサポートを提供できたとしても、CloudBeesは明らかにJenkinsの内部に関して深い専門知識を有している。

Jenkins Enterpriseの別のフィーチャは、より少ない頻度のアップデートを望む会社にはそのようにする、ことである。元々のHudsonは、すごい頻度でリリースされた。Jenkinsもこの流れを踏襲するが、新バージョンは 毎週でもリリースされる。このペースは健康的な開発と確かな影響力を示しているが、安定した長続きするリリースを必要とするよく有りがちな会社には合わない。幾つかの会社は、安定性を望むために Hudson/Jenkinsコードのプライベートブランチを今だに使用している。

このことに対処するために、Jenkinsは3ヶ月毎にリリースされるLTS バージョン (Ubuntu Linuxのような) を導入した。このサービスはオープンソースバージョンで提供される。 Jenkins Enterpriseではこの3ヶ月幅が12ヶ月に延びる。そうすることを望む会社は、LTSバージョンを選び、それを1年間維持できる。ただしその間の重要なアップデート(例えば重大なセキュリティ上の修正)を入手できることは知らされる。

オープンソース版と比べてエンタープライズ版におけるユーザーに一番明白な追加は、大規模なJenkinsのインストレーションで遭遇する問題を解決するプラグインセットである。この記事を書いている時点でのプラグインには、以下のものがある。

Templates pluginは多くの会社(Jenkinsのインストレーション規模によらず)に有益である。似たようなジョブの問題に対処してくれるからである。開発者は何度も、詳細な1箇所が違うだけの同じ設定のジョブを作成する。その詳細には、例えばソース管理システムのブランチ、ビルド後の手順、使われるMavenプロファイルなどがある。これらのジョブを手動で定義しなければならないのは、煩わしい。後の変更を簡単に自動的に全てのジョブに適用できないからである。既存のジョブからコピーペーストで新しいジョブを作るのは、エラーを起こしやすい方法である。ジョブの「同じさ」を捉えることは非常に重要なのでOracleは、Hudsonの主要な新フィーチャとしてそれを含めることを決めた。最近リリースされたHudsonバージョン2.2.0は、 Project Cascadingをサポートしている(オープンソース版で使える)。

残りのプラグインは明らかに、イントラ外の公開アドレスに多くのプロジェクトやジョブがある大規模なJenkinsインストレーション向けである。

InfoQは、以前Oracleで、現在CloudBeesの製品担当シニアVPであるSteven Harris 氏に幾つかの質問に応えてもらった。

InfoQ: どのようなタイプの会社がJenkins Enterpriseを採用すべきなのでしょうか?ターゲットのグループを教えて下さい。

Jenkinsは、大きな組織にも小さな組織にも使われていますが、Jenkins専用の多数のサーバーを持つ組織に、Jenkins Enterpriseは最も有益だと、考えています。2つ理由があります。まずこれらの組織は、より多くの懸案事項を抱えており、セキュリティ、拡張、最適化の対処に役立つプラグインを追加することで多くの便益を得ることができます。2つ目として、これらの組織には、しばしばソフトウェアのアップデートプロセスに関して制約があり、約束されたレベルのサポートを必要とします。最近600以上のJenkinsユーザーを調査したら、回答者の82%がJenkinsはミッションクリティカルと考えている、という結果でした。約20%がJenkins専用のサーバーマシンを10台以上持ち、13%が50台以上持っているので、このような機能の需要は増えると考えています。

InfoQ: Jenkins Enterpriseが目標にしているのは、現在のJenkinsユーザーだけ、あるいはHudsonユーザーもですか?両方のユーザーとも、エンタープライズ版で現行システムをドロップイン交換できるのですか、それとも余分な変更が必要なのでしょうか(Hudsonの場合には)?

Jenkinsは基本的にHudsonに対してもドロップイン交換できます。しかし、我々のサポートもCloudBeesのプラグインもJenkinsのみにしか提供されません。なのでHudsonユーザーがJenkins Enterpriseを利用するには、まずJenkinsに置き換えるのに2,3時間必要とします。そのあとは、Jenkins Update Center を開いて、Jenkins Enterpriseプラグインにアクセスするだけです。

InfoQ: Jenkins Enterpriseを使うのは誰で、 クラウドでJenkinsを稼働させるのは誰なのでしょうか(今やCloudBeesは両方を提供している)?

両方使うのは可能です!我々のJenkinsサービスでは、Jenkinsを稼働するのにユーザー会社が使ったリソースに対してのみ、会社は支払います。そしてソース管理やパートナーエコシステムの提供ソフトへのワンクリック アクセスを追加できるように拡張できます。なのでIT担当者の頭痛の種とJenkinsの拡大が必要な際の追加リソースのセットアップがサービスによって取り除かれます。稼働に必要なリソースが使用されていなければ、課金されません。またもちろん、ホストされたJenkinsサービスを使っていれば、Jenkins Enterpriseプラグインとサポートを使うことができます。我々のランタイムサービス (RUN@cloud)上でアプリケーションを段階的に走らせる統合された能力によっても、チームが成果を共有したり、アジャイルプラクティスの一部として継続的デリバリ戦略を採用するのが驚くほど簡単になります。 Jenkins Enterpriseは、オンプレミスのJenkinsを改善することに注力している組織にとって素晴らしいソリューションになります。前に言いましたように、Jenkins Enterpriseはセキュリティ、拡張、最適化の対処に役立ち、これらの領域で助けを必要とする自分達のJenkinsを管理しているあらゆる組織の助けとなります。

InfoQ: 12ヶ月LTSは、どのように実現されるのか正確に言ってください。同じバグ修正は、同時期にコミュニティリリースにも入るのですか? もっと後に入るのですか(入らない)?

修正は現行のLTSを使って行われ、それ以前の3バージョンにバックポートされます。実質1年の時間幅を与えているので、通常の3ヶ月のJenkinsコミュニティサイクルよりも長い間、特定のLTSを使い続けたい人達は、バージョンを変える必要はありませんが、修正は入手できます。ほとんどの全ての修正は、コミュニティリリースに結局入り、それでコミュニティ自身も強化されると考えています。特定のJenkins Enterprise 顧客に対して、安定性を求めるLTSには不適当と我々やコミュニティが感じる修正を配布する場合があるかもしれません。しかしこれは、例外ケースと思っています。

InfoQ: 既にアナウンスされたEnterpriseプラグインの他に、将来どのようなプラグインを開発する予定ですか?

我々は、3つの最初のテーマであるセキュリティ、大規模インストレーション、実行の最適化に関してレベルを上げ続けるつもりでいます。またレポーティングやフェイルオーバーのようなテーマにも取り組む予定です。またコミュニティがJenkinsの非常な強みなので、我々はコミュニティ内で一生懸命働き続けて、単にJenkinsを全体的に良くしていきます。その結果、価値を増す必要のあるEnterpriseプラグインのレベルを上げていきます。

InfoQ: Hudson 対 Jenkinsの議論は収まったのですか? Enterprise Jenkinsは SonatypeがサポートするHudsonとはどのように違いますか?ライバルに対する優位点は何ですか?

我々はこれに関する我々の立場をホワイトペーパーで明確にしています。我々はこの中でJenkinsを「 あなたのCI投資に対する安全で賢明な選択」と呼んでいます我々はHudsonがまもなく Eclipseでのインキュベーター状態 から抜け出ることを期待してますが、以前のHudsonコミュニティが猛烈に支持し、コミットしているのは、Jenkinsに対してです。Sonatypeは現在、彼らの Insight 製品 に精力を注いでいるようで、Hudsonではないですね。

InfoQ:価格の目安を教えて下さい。

我々の価格は組織内で実際に走っている実行プログラム数をベースにします。すなわち価格は使用されているリソースに対してのみ組織は払い、ユーザー当たりいくら、という価格体系ではありません。またあらゆるエンタープライズクラスのサポート提供で期待されているように、複数の段階があります。購入を考えている組織はこのリンクで我々にコンタクトできます。一方、我々は組織にJenkins Enterprise を試してみることを薦めています。30日間試すことができます。公開クラウドサービスの価格は ここで見れます

Jenkins Enterpriseは、1ヶ月のお試し版を直接ダウンロードできる。インストールは、オープンソース版に似ており、追加のプラグインを走らせながら評価するには、これが最も簡単なやり方だ。

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