JetBrainsは Ruby IDE であるRubyMine 4の新バージョンをリリースした。前回のメジャーリリース3.0は Rails 3 のサポート、コードカバレッジ、デバッグの改善に焦点を当てていた。 RubyMine 4.0はパフォーマンス向上と様々な点における、更なる改善と磨きを行なっている。リリースノートからの引用。
新IDEアーキテクチャによって、更に多くのアクションが非同期に動き、メモリーブロックを回避しています。例として、 'Inspect Code' 機能は4倍高速になりました。[..] RubyMine UIは、かなりの再設計を行ない、ずっと小さく、現代的になり、サポートしている全プラットフォームで心地良く動きます。再編成されたメインメニュー、ナビゲーションバーの新しい外観、アップデートされたエディタータブなど。
今回のリリースで非常に注目されている他の点には、ソースコードの静的解析と使いやすくなったナビゲーションがある。例えば、クラス間の関係はUML図で表示され、構造と階層ビューがサブタイプと継承メソッドを示し、コード補完とナビゲーションもネイティブ拡張によってGems上で動くようになった。 コードインスペクションも改善され、Rubyスタイルガイド に従わないコードに注意が付き、非一貫性を修正するために、クィック修正を使うことができる。新たなインラインメソッド リファクタリングは関数呼び出しをメソッドの本体で置き換える。JetBrains RubyMine ブログは定期的に、IDEをもっと生産的に使うための、ティップスやトリックを載せており、初心者には素晴らしいリソースである。
Rubyの他に、RubyMineは他の言語への新しい、あるいは改善されたサポートが含まれている。その言語には CoffeeScript, HAML, SCSS 、LESSがある。
RubyMineには、無料の30日間お試し版がある。Professional 版のライセンス料が149ドル、パーソナル版が69ドルで、オープンソースプロジェクトや教育関係ユーザーは、無料ライセンスを申し込める。
公式なRubyサポートを昨年止めた、NetBeansのユーザーはJRubyの Tom Enebo氏が NetBeans 7.1用のプレビュー版をリリース したのを聞いて安心するだろう。
Netbeans 7.1 は幾つかのコンポーネントをアップデートした(ソフトウェアではよくあることだ)。その中の1つが html.editor.libである。Rubyサポートはバージョン1に依存していたが、 NetBeans 7.1 にはバージョン2しか入ってこない。
Rubyのコードを書くのに、どちらが好みのIDEやエディタだろうか?