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Open GroupがSOAアーキテクト、クラウドサービスプロバイダ向けの標準をリリース

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原文(投稿日:2012/01/30)へのリンク

Open Groupは、IaaSとサービス指向アーキテクチャを構築している組織を支援する3つの標準を最近公開したService Oriented Architecture Reference Architecture (SOA RA)と Service Oriented Cloud Computing Infrastructure Framework (SOCCI)のリリースに加えて、 Open Groupは Open Group Service Integration Maturity Model (OSIMM)もアップデートした。一斉に、これらの標準が専門家のアドバイスをベストプラクティス、アンケート、SOAとクラウド規模のインフラ アーキテクチャ用のテンプレートの形で提供する。

SOA RAは200ページ程のガイドであるが、技術パートーナーの中でとりわけIBMからアドバイス提供を受けている。アーキテクトは、このガイドをサービス指向ソリューションを評価、設計、実装するための青写真として使うことになる。要するに、この標準は「SOAとは、何か」について答え、サービス指向アーキテクチャの完全に論理的な設計を提供する。この標準のコアは、SOAソリューションスタックを構成する、9つの徹底的に記述されたレイヤーである、機能領域に焦点を当てている。 Open Groupはソリューションの機能的性質を扱う5つの水平レイヤーと機能レイヤーを跨ぐ、4つの垂直横断レイヤーを記述している。水平レイヤーを構成しているのは、オペレーショナルシステム レイヤーランタイムとデプロイ インフラを含む、 サービス コンポーネント レイヤー、サービスによって使用される技術的、機能的コンポーネントを持つ、 サービスレイヤー、SOAが使う全サービスをホストする、 ビジネスプロセス レイヤー 、サービスを跨ぐ編成層として動く、コンシューマレイヤー、プレゼンテーション制御、キャッシング、そしてSOAとインタラクトする時に、外部側を支援する他のサービスを提供する。 Open Groupが定義している垂直レイヤーには、 統合レイヤー, QoSレイヤー, 情報レイヤー, そして 統制レイヤーがある。これらのレイヤーは、サービスを外部当事者に公開し、サービスを監視、管理し、サービスを通してデータを公開、検証し、SOAソリューションにポリシーや標準を適用する機能を持っている。全般的に、このガイドはSOAを採用し、推進しようとする組織にとって、そしてSOAに適応するコンポーネントを開発するソフトウェアベンダーにとって、ツールという位置づけになっている。

SOCCIはOpen Groupによって書かれた最初のクラウド標準であり、IaaS製品の業界標準である。Open Groupはこのような標準の必要性を認識しているので、世界中にこれまで増え続けているデータセンターで、広範囲に広がったインフラの非効率性を分析した結果を述べている。 Open GroupはSOCCIを 以下のように述べている。

サービス指向コンポーネントの明確に定義され、統合されたセットを可能にするフレームワークは、サービスとして提供されるインフラには必須である。サービス指向クラウドコンピューティングインフラ(SOCCI)は、まさにこうしたクラウド用のインフラの実現である。

更に、SOCCIを以下のように定義している。

SOCCIはサービス指向、ユーティリティベース、管理可能、オンデマンドでスケーラブルなインフラであり、本質的なクラウド特性、サービス、デプロイのモデルをサポートする、と定義できる。言い換えればSOCCIは、Infrastructure as a Service (IaaS)環境を実装し、定義する本質的要素を記述している。

SOCCIフレームワークは、ビジネスと運用コンポーネントに別れる一連の構成ブロックを定義している。ビジネスコンポーネントは、以下のサポートを含む。使用量のトラッキング(測定マネージャ)、使用量に対する課金(請求マネージャ)、地理的にリソースを割り当てる(ロケーションマネージャ)。運用コンポーネントは、インフラサービスのデリバリを可能にし、物理的インフラのエミュレーション(仮想化マネージャ)、サービス監視と障害からの自動復帰(監視とイベントマネージャ)、インフラ最適化(プロビジョニングマネージャ)、必要なリソースの可用性を保証する(キャパシティとパフォーマンスマネージャ)、環境にあるデバイスの設定サポート(設定マネージャ)。SOCCIフレームワーク文書は、このフレームワークを使って、いかに組織はインフラデリバリを最適化できるかを示した、簡単なケーススタディで終わっている。

OSIMM は、Open Groupによるこのリリースに含まれている最終的な標準を意味している。OSIMMは、現在第2バージョンで、組織のSOA成熟度レベルを評価するフレームワークを提供している。Open Groupは、OSIMMを以下のように定義している。

Open Group SOA Integration Maturity Model (OSIMM)は、コンサルタントやIT実践者に組織のSOA成熟度レベルを評価する手段を提供する。それは漸増的な採用のための、ロードマップ作成のプロセスを定義しており、そうすることで各レベルでビジネス利益を最大化できる。

OSIMMは評価を受ける組織の7つの面を定義している。これらには、ビジネスアーキテクチャ(ビジネス)、組織の構造(組織と統制)、ITとビジネス変革に使われるプロセス(手法)、アプリケーション開発スタイル(アプリケーション)、アーキテクチャのプラクティス(アーキテクチャ)、情報管理(情報)、インフラサポート(情報と管理)。更に、OSIMMは7つの成熟度レベルの概要を述べている。最低から最高の成熟度は、サイロ, 統合された, コンポーネント化された, サービス, 複合サービス, 仮想化されたサービス,動的に再設定できるサービス、と呼ばれている。7つの組織面と7つの成熟度レベルは、1つのマトリックスに収まり、各交差セルは、その点の成熟度を表している。例えば、もしビジネスアーキテクチャがサイト化していると考えられる場合、マトリックスのそのセルは、「孤立したビジネスライン駆動」という値を持つ。各アスペクトを跨ぐ組織の成熟度を見出すために、OSIMMは評価用質問のリストと成熟度レベルを算出する採点システムを含んでいる。

これらの文書は互いに補完する関係にあり、サービスを始め、SOA成熟度を評価し、これらの原則をサービスベースのインフラ環境の構築に適用する際に、必要な知識の役立つ基礎を提供している。

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