Adobeは、 PhoneGapの提供を PhoneGap Build や Adobe Shadowと一緒に Cordovaディストリビューションとして続けていくつもりである。
Adobeは、2011年11月に Nitobi SoftwareとそのPhoneGap製品を買収し、次のようにアナウンスした。モバイル開発フレームワークをオープンソース化し、Apache Incubator に寄贈する。それは完全にASFが統制するプロジェクトにするためである。我々がなぜAdobeが Nitobiを買収し、PhoneGapをオープンソースにしたのか不思議だった。特に他のプロジェクがその仕事をすることになっていたら、PhoneGapはそのままだったのか?
Adobeは後に不運なコミュニケーション上の問題が続いた。例えば、Flash, Flex, AIR、PhoneGapでの移行の取り組み方など。数カ月後、Adobeはついに FlashやFlexに関する計画を明らかにした。 PhoneGapに纏わるいくつかの謎について明らかにするブログ記事 も出てきた。
PhoneGapプロジェクを率いているBrian LeRoux氏は、PhoneGapをオープンソース化するを決めたのは、AdobeがNitobiを買収する前であり、今ではAdobeが PhoneGapのトレードマークを持っているので、名前を変えなければならなかった、と言った。最初に選ばれた名前Callbackは、つまらないのでまた名前を変え、製品はApache Cordovaと呼ばれている。
多くの人が PhoneGapという名前はもう使われる事はなく、ソースコードも違う名前で管理されている、と考えていたが、実際にはAdobeは PhoneGapブランドでCordovaディストリビューションを提供し続けたいと考えている。近い将来、AdobeはCordova, PhoneGap Build(オンラインアプリケーションビルドサービス)、Adobe Shadow(インスペクションとプレビューツール)を一緒にする予定であるが、将来はおそらく、PhoneGapパッケージにもっとモバイル開発ツールを追加していくだろう。
Adobeが開発者間で非常に知られているPhoneGapブランドを強化するのか、他の名前に変更するのかは、はっきりしない。またCordovaコードの上に独自コードを開発するのかもわからないが、 LeRoux氏の記事はその可能性を匂わせている。「現在、 PhoneGap とApache Cordovaの唯一の違いは、ダウンロードパッケージの名前だけであり、しばらくは、そのままでしょう(強調は追加した)。」