Windows 8コンシューマプレビューでWebSocketプロトコルとWebSocket APIがサポートされた。これにより、ASP.NETの開発者はSystem.Web.WebSocketsライブラリを使ってこの双方向通信の機能を利用できるようになる。
Windows 8コンシューマプレビューとWindows 8サーバベータ版、IE10、その他のMicrosoftのWebSocketクライアントやWebSocket関連のサーバサイドの機能はIETF WebSocketプロトコルの最終バージョンをサポートする。さらに、IE10はW3CのWebSocket API勧告候補版をサポートする。IEチームのブログで詳細が説明されている。
一方、ASP.NETの開発者は.NET Framework 4.5で導入されるSystem.Web.WebSocketsライブラリを使って、この技術を利用できる。このライブラリは.NETのWebSocket標準の実際の実装であるSystem.Net.WebSockets名前空間とは異なる。System.Web.WebSocketsはこの実装をASP.NETに統合したものだ。
WebSocketは単一のTCPチャンネルを使って双方向通信を提供する技術だ。Cometチャンネルを使うよりも単純な方法でウェブサーバからクライアントにデータをプッシュできる。クライアント側からリクエストをする必要がないのだ。この技術自体は以前から利用できる状態だった(Google Chromeは2009年後半にサポートを発表している)が、昨年12月に標準化提案になり、インターネット技術タスクフォースの同意が得られた。