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OracleはGoogleから賠償金を受け取らず上訴へ

原文(投稿日:2012/06/21)へのリンク

昨日、Oracleの法務チームはGoogleへの訴訟に関連した法定損害賠償をすべて放棄することに同意し、Googleから損害賠償金を受け取らないことに合意した。IDG News Serviceによれば、William Alsup判事は"何か裏でもあるのかな?"と言ったそうだ。

Alsup判事がAPIを著作権保護の対象にするのは不適切だと5月に裁定し、GoogleによるOracleの著作権侵害を認めなかった時点で、Oracleの訴訟は失敗したも同然だった。認められた侵害はTimSort.javaとComparableTimSort.javaのrangeCheckに関連するコードと8つのGoogleのAndoridのコードにある8つの逆コンパイルされたファイルだけだ。

これらの侵害の法定損害賠償額はたったの30万ドルで、Oracleが著作権侵害で求めていた60億ドルよりも遥かに少ない。従ってOracleの法務チームはこの審理を終わらせ、上訴し、Alsup判事の初期の裁定を覆そうとしているようだ。特にAPIに著作権を認めるかどうかについての裁定を覆そうとしている。

この上訴審でOracleが勝てば、いくつかの事案はAlsup判事へ差し戻される。Jacobs氏(Oracleの弁護士)は"上訴審が終わったらまたお会いしましょう"とジョークを言い、法廷の笑いを誘った。一方、Googleは今回の訴訟の費用を請求することを表明した。Jacobs氏によれば、Oracleはこの請求に異議を申し立てるつもりだ。Googleは14日以内に訴訟費用を申請できる。請求を認めるかどうかはAlsup判事が判断する。

 

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