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Agile Australia 2012、アジャイルのオーストラリアにおける成功

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原文(投稿日:2012/06/07)へのリンク

先週、850名を超える人たちがAgile Australia 2012のためにメルボルンのヒルトン・オン・ザ・パークホテルに集まった。そこで彼らは自らの体験を共有し、75名を超えるオーストラリアとニュージーランドの経験豊かなアジャイル実践者から学んだ。

Agile Australiaカンファレンスはオーストラリアのアジャイルカレンダーのクライマックスです。Agile Australiaは今回で4年目になりますが、アジャイルを使うことで、よりよいプロジェクトを導入し、革新し、コラボレーションし、届けようとしているオーストラリア企業を集めています。アジャイルアプローチは、イテレーティブ開発に注目します。協調的なチームが少しずつ、以前よりすばやく、すぐれたソリューションを顧客のために構築していきます。すぐれたビジネス価値を生み出そうと、CBA、Suncorp、IBM、Telstraのような大企業から、SEEK、Atlassian、Aconex、Sensisのようなオーストラリアを代表する企業まで、アジャイルは採用されてきています。2011年のAgile Australiaは、700名を超える出席者、65名の講演者、2日間の実世界でのアジャイル体験により、すばらしい成功を収めました。Agile Australia 2012も以前と同様、エキサイティングで最先端の場になることは間違いありません。

Western Australian Burns Serviceのディレクターであり2005 Australian of the YearFiona Wood博士は、西オーストラリア初の女性形成外科医となり、火傷の治療に革新的なアプローチを共同研究してきた医学界での彼女の体験について印象的なキーノートをした。印象的な考えがたくさんあったが、そのうちのひとつが「日々何かを学ぼう、そうすれば明日はもっとよくなる」だ。Janet McLean氏はそのアジャイルとの関係について、ブログMoving To The Light Sideに次のようにまとめた。

博士が語ったことは ... アジャイルの基本的価値であり、チームの継続的改善の目的だと解釈できます。ポジティブな態度であり続けよう。心を開いておこう。勇気をもって新しいテクニックを試そう。自分の限界を広げよう。常に改善を追い求めよう。チームのメンバーを信頼し、尊重しよう。どうすればもっとうまくいくか考えよう。ありふれた言葉に聞こえるかもしれませんが、Fiona博士ほどの人が、こうしたポジティブシンキングによって、いかに火傷の分野で大きな前進ができたのか説明してくれたのです。日々やっている仕事のなかで、毎日少しずつチャレンジし、自分たちに変化をもたらすよう、私たちにやる気を起こさせてくれました。

ThoughtWorksの創業者で会長のRoy Singham氏は、二日目のキーノートでOpenMRSのようなソフトウェアによる人道的活動をサポートするコミュニティについて触れ、私たちの社会的責任はアジャイルで学んだ教訓をほかの人たちと共有することであるとコミュニティに思い出させた。最近オーストラリアのヒューマニティ・ハックナイトがシドニーメルボルンでキックオフされたところで、ブリスベンとパースが続く予定だ。Essendon Football ClubのコーチであるJames Hird氏は直前になって代理出席し、リーダーシップについて、即興だったがみんなにわかりやすい話をした。

ほかにもオーストラリアの大企業からのアジャイル実践者によるトークとワークショップが多数あり、この地域をリードする組織の多くがアジャイルをうまく導入しつつあることを示していた。SuncorpBankWestNABIAGBNZのような金融機関、TelstraNBN Coといった巨大通信企業からの講演者らは、ThoughtWorks、SolnetRally SoftwareMajitekREA GroupSEEKAconexeBayMYOBなどと一緒に仕事をした体験について共有した。Roy Singham氏はオーストラリアのコミュニティと米国のコミュニティの相対的サイズを比べると、同等のカンファレンスに12,000人近くが必要になるだろうと計算した。

BankWestのプロジェクトマネージャーであるRichard McAllister氏はこのカンファレンスについて次のように語った。

これはすばらしいイベントです。みんなが学んでいて、すばらしいコミュニティです。みんなが語り、体験を共有します。クローズドなクラブではなく、まさにオープンソースのように感じます。変化が起こっており、私たちはまさにその転換点にいるように感じます。みんながアジャイルに目覚めはじめています。

ThoughtWorksの主任コンサルタントでSydney Lean Coffeeの主催者、Lean Systems SocietyのフェローでもあるJason Yip氏は、このカンファレンスについて次のように述べた。

驚くほどたくさんの人が集まりました。アジャイルはメインストリームになったのです。では次は何でしょうか?カンファレンスの大部分はこれまでやってきたことのケーススタディでしたが、来年は新しいアイデアのトラックが見られることを期待してます。

スクラムマスターでMelbourne Agile and Scrum User Groupの共同主催者、今度メルボルンでやるLAST conference(リーン、アジャイル、システムシンキングの実践者のための草の根オープンカンファレンス)の共同主催者であるEd Wong氏は、彼が英国で参加したカンファレンスとオーストラリアのカンファレンスを比べてこう語った。

このカンファレンスは興味深いトピックを幅広くカバーしていました。うまく運営されており、大いに感銘を受けました。オーストラリアの企業はまだキャッチアップしているところで英国企業より少し遅れているかもしれませんが、ヨーロッパの方がずっと注目を集めやすいと言えます。世界の他の国から人を連れて来なくても、オーストラリアやニュージーランドから多数の講演者が見られたのはよいことです。ここは人材豊かだということですね。今度のLAST conferenceも同じようにうまくいくことを期待していますが、こちらはもっと少人数で、初心者よりも実践者にフォーカスした、交流と会話の多いものになるでしょう。

AxisAgileのディレクターで、今度出る書籍 "Scrum Shortcuts Without Cutting Corners" の著者、Ilan Goldstein氏は次のように述べた。

人の数もさることながら、この成長はすばらしいものです。ここには幅広いマーケットがあるということでしょう。オーストラリア人は創造力に富んでおり、才能があります。これは「みんないっしょに」というアジャイル精神ともマッチします。しかし、オーストラリアは巨大な企業が多数を占めています。スタートアップ文化がもっとあれば、私たちのストーリーはもっとバラエティに富んだものになったでしょう。

ClarusのCEO兼アジャイルコーチであり、Agile New Zealandカンファレンスの主催者でもあるEdwin Dando氏は、このカンファレンスとこの地域のアジャイルの状況についてこう語った。

このカンファレンスは私たちが本当にうまくやれていることを示しています。また、私たちはITの成熟期にあることを示しています。しかし、ビジネスは次のステップです。コミュニティによって実践されてきたすぐれた行いを、大企業が誤解してやってしまうという危険性があります。懸念しているのは、コミュニティがバリュードリブンなのに対し、彼らはマネードリブンであることです。

EmproveのコンサルティングテクノロジストであるErik Petersen氏は、彼がこれまで世界中で参加してきたカンファレンスと比べてもよかったと言う。

これはすばらしいイベントです。大きなダイナミクスとお手本となる手作りプレゼンテーションにあふれていました。たくさんの大企業が驚くほど正直に、さまざまな取り組みがあることを紹介して自らの体験を共有するのを見られたのはうれしいことです。

このカンファレンスやプログラムの詳細、プレゼンテーションのコピーについては、Agile AustraliaのWebサイトを参照。

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