ASP.NET MVC 4のView-switcher機能により、デスクトップ向けにフォーカスされた既存Webアプリケーションを簡単にモバイルデバイスで動作させることができるようになる。Scott Hanselman氏がこの機能の使い方をデモし、TIPSを紹介する。
クライアントサイドの修正によりモバイルデバイスでのWebサイトの見た目が良くなる。
- viewportメタタグの利用
- CSS Media Queries
- data-roleタグを通じたjQuery mobile機能の活用
便利ではあるが、これらの技術はデスクトップとモバイルデバイス間の帯域幅やユーザビリティの差を最適化はしない。ASP.NETはビルトインでブラウザー検出サポートとView-switcher機能を提供しており、ビューモードを切り替え、デスクトップビューの代わりにモバイルに最適化されたビューをクライアントに送信する。部分的にビューを切り替える事ができ、上記のクライアントサイド技術と組み合わせる事により、あなたのWebアプリで利用している帯域幅を広く取って重たい、あまりユーザーフレンドリーではないコンポーネントを置き換え、それでいてそれらを最大限に再利用する事ができる。
より拡張されたデバイス検出とinput typeやオーディオフォーマットサポートなどのような詳細な情報にアクセスできる51Degrees.mobiのようなオープンソースプロジェクトを利用する事も出来る。他の様々な詳細事項に関してはASP.NETモバイルサイトのseveral resourcesを参照。
プレゼンテーションはロシアでのDevCon12の一部である。モバイルとは別に、Scott氏はSignalRリアルタイムライブラリやOne ASP.NETのコンセプトに関しても述べている。 すべてのビデオのリンクは氏のブログで入手する事ができる。