Googleが Node.jsをベースにした JavaScriptのテストランナーであるTestacularをオープンソースにした。このツールは全ての主要webブラウザーをテストするのに使え、CIツールと統合できる。あらゆるコードエディタとも動く。
TestacularはJavaScriptコードのテストを様々なデスクトップあるいはモバイルデバイスのブラウザー上で走らせることができ、ローカルにデバイス上でも継続的統合サーバー上でもよい。Testacularがサポートするのは、 Chrome, ChromeCanary, Safari, Firefox, IE, Opera, PhantomJSで、ランチャー設定ファイルで上書きできるデフォルトパスを使って、いかにブラウザーをキャプチャするかを知っている。 Testacularは単なるテストランナーで様々なテスティングフレームワークと動くことができ、Jasmine, Mocha、AngularJSの用のアダプターを持っている。また継続的統合テストを走らせるために、Jenkins や Travisに統合することもできる。
このテストツールの強力なフィーチャの1つは、ファイルセットの変更を監視し、ユーザーがテキストエディタを離れずに、保存されたファイルに対して、直ちにテストを開始できる機能である。テスト結果は、通常コマンドラインに表示され、コードエディタ内にではない。Testacular を基本的に JavaScriptエディタと一緒に動くようにできる。もっと便利な使い方は、Testacular をWebStormに統合すれば、これがエラーのスタックトレースとユニットテストのデバッグサポートを提供してくれる。
走らせるには、 Testacularは Node.js と設定ファイルが必要で、このファイルには、テストするファイル、無視するファイル、ベースパス、webサーバーポート、ロギングレベル等に関する情報が書かれている。( 設定ファイルサンプル。)
そのパフォーマンスに関しては、Googleエンジニアの Vojta Jina氏の行ったデモでは、WebStormで約1500の AngularJSテストを Chrome Canary と Chromeに対して走らせたが5秒かからなかった。
氏が書いているが、 TestacularはJS Test Driverに触発されたが、「JSTDには多くの問題あった」し、「安定して、速いJavaScriptテストを実行するだけの単純なツール」が欲しかったので違うテストランナーを書くことに決めた。「それが素晴らしいSocket.ioライブラリとNode.jsを使っている理由である。」